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冴渡
ふりがな文庫
“冴渡”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さえわた
66.7%
さへわた
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さえわた
(逆引き)
尤も四月十五日で青空は一点の雲もなく、月は
皎々
(
こう/\
)
と
冴渡
(
さえわた
)
り、月の光が波に映る景色というものは実に凄いもので、
幽
(
かすか
)
に猿島烏帽子島金沢なども見えまする。
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
星という星の光のいかにも森然として
冴渡
(
さえわた
)
っているのが、言知れぬさびしさを思わせる折も折、人家のうしろを走り過る電車の音と警笛の響とが烈風にかすれて、更にこの寂しさを深くさせる。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
冴渡(さえわた)の例文をもっと
(2作品)
見る
さへわた
(逆引き)
頓
(
やが
)
て
船尾
(
せんび
)
の
方
(
かた
)
へ
來
(
き
)
て
見
(
み
)
ると、
此處
(
こゝ
)
は
人影
(
ひとかげ
)
も
稀
(
まれ
)
で、
既
(
すで
)
に
洗淨
(
せんじよう
)
を
終
(
をは
)
つて、
幾分
(
いくぶん
)
の
水氣
(
すゐき
)
を
帶
(
お
)
びて
居
(
を
)
る
甲板
(
かんぱん
)
の
上
(
うへ
)
には、
月
(
つき
)
の
色
(
ひかり
)
も
一段
(
いちだん
)
と
冴渡
(
さへわた
)
つて
居
(
を
)
る。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
冴渡(さへわた)の例文をもっと
(1作品)
見る
冴
漢検準1級
部首:⼎
7画
渡
常用漢字
中学
部首:⽔
12画
“冴”で始まる語句
冴
冴々
冴返
冴切
“冴渡”のふりがなが多い著者
押川春浪
三遊亭円朝
永井荷風