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さえわた
ふりがな文庫
“さえわた”の漢字の書き方と例文
語句
割合
冴渡
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冴渡
(逆引き)
尤も四月十五日で青空は一点の雲もなく、月は
皎々
(
こう/\
)
と
冴渡
(
さえわた
)
り、月の光が波に映る景色というものは実に凄いもので、
幽
(
かすか
)
に猿島烏帽子島金沢なども見えまする。
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
星という星の光のいかにも森然として
冴渡
(
さえわた
)
っているのが、言知れぬさびしさを思わせる折も折、人家のうしろを走り過る電車の音と警笛の響とが烈風にかすれて、更にこの寂しさを深くさせる。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
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