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冴返
ふりがな文庫
“冴返”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さえかえ
66.7%
さえかへ
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さえかえ
(逆引き)
冴返
(
さえかえ
)
るなどと云う時節でもないに
馬鹿馬鹿
(
ばかばか
)
しいと
外套
(
がいとう
)
の
襟
(
えり
)
を立てて
盲唖
(
もうあ
)
学校の前から植物園の横をだらだらと下りた時、どこで
撞
(
つ
)
く鐘だか夜の中に波を描いて、静かな空をうねりながら来る。
琴のそら音
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
で、親まさりの
別嬪
(
べっぴん
)
が
冴返
(
さえかえ
)
って冬空に
麗
(
うらら
)
かである。それでも、どこかひけめのある身の、
縞
(
しま
)
のおめしも、一層なよやかに、羽織の肩も
細
(
ほっそ
)
りとして、
抱込
(
かかえこ
)
んでやりたいほど、いとしらしい
風俗
(
ふう
)
である。
古狢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
冴返(さえかえ)の例文をもっと
(2作品)
見る
さえかへ
(逆引き)
冴返
(
さえかへ
)
る
身
(
み
)
に
沁々
(
しみ/″\
)
とほつき
貝
(
がひ
)
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
冴返(さえかへ)の例文をもっと
(1作品)
見る
冴
漢検準1級
部首:⼎
7画
返
常用漢字
小3
部首:⾡
7画
“冴”で始まる語句
冴
冴々
冴渡
冴切
“冴返”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
泉鏡花
夏目漱石