“さえかえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
冴返100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冴返さえかえるなどと云う時節でもないに馬鹿馬鹿ばかばかしいと外套がいとうえりを立てて盲唖もうあ学校の前から植物園の横をだらだらと下りた時、どこでく鐘だか夜の中に波を描いて、静かな空をうねりながら来る。
琴のそら音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
で、親まさりの別嬪べっぴん冴返さえかえって冬空にうららかである。それでも、どこかひけめのある身の、しまのおめしも、一層なよやかに、羽織の肩もほっそりとして、抱込かかえこんでやりたいほど、いとしらしい風俗ふうである。
古狢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)