トップ
>
黒光
>
くろびか
ふりがな文庫
“
黒光
(
くろびか
)” の例文
その
明
(
あ
)
くる
日
(
ひ
)
、
甲
(
こう
)
は
自分
(
じぶん
)
の
畑
(
はたけ
)
へいって
芋
(
いも
)
のできを
見
(
み
)
ました。すると、いかにも
元気
(
げんき
)
よく
生
(
い
)
き
生
(
い
)
きとして、
葉
(
は
)
の
色
(
いろ
)
は
黒光
(
くろびか
)
りを
放
(
はな
)
っていました。
自分で困った百姓
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と、また煙の中から、
黒光
(
くろびか
)
りのするものがとんできた。鋼鉄の腕だった。鋼鉄の足だった。それから鋼鉄の
胴中
(
どうなか
)
だった。それらのものは、ひきつづいて、ぽんぽん放りだされた。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
春の日も午近くなれば、大分青んで来た芝生に
新楓
(
しんふう
)
の影
繁
(
しげ
)
く、遊びくたびれて
二
(
ふた
)
つ
巴
(
ともえ
)
に寝て居る小さな
母子
(
おやこ
)
の犬の
黒光
(
くろびか
)
りする
膚
(
はだ
)
の上に、
桜
(
さくら
)
の
花片
(
はなびら
)
が二つ三つほろ/\とこぼれる。風が吹く。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
そのかぶとむしのような、
黒光
(
くろびか
)
りのする
体
(
からだ
)
に、アンテナを
立
(
た
)
てていて、
走
(
はし
)
りながら、どこかと
話
(
はな
)
したり、また、
放送
(
ほうそう
)
の
音楽
(
おんがく
)
をきいたりするのです。
太陽と星の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
また、
巣
(
す
)
のつけ
根
(
ね
)
は、さわっても
落
(
お
)
ちないように、
強
(
つよ
)
そうに
黒光
(
くろびか
)
りがしていました。
小
(
ちい
)
さなはちにどうして、こんな
智慧
(
ちえ
)
があるかと
不思議
(
ふしぎ
)
に
思
(
おも
)
われたほどでした。
ある夏の日のこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
「一
本
(
ぽん
)
も
足
(
あし
)
がとれていなかった。まだ
生
(
い
)
きているように、
黒光
(
くろびか
)
りがしていた。」
真昼のお化け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
光
(
こう
)
一は、
学校
(
がっこう
)
の
帰
(
かえ
)
りに
考
(
かんが
)
えながら、
原
(
はら
)
っぱを
歩
(
ある
)
いてきました。
空
(
そら
)
を
見
(
み
)
ていた
目
(
め
)
を
地面
(
じめん
)
へ
移
(
うつ
)
すと、なんだろう?
黒光
(
くろびか
)
りのする、とげとげしたものが、ゆく
先
(
さき
)
の
草
(
くさ
)
の
上
(
うえ
)
に
落
(
お
)
ちているのでした。
真昼のお化け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
黒
常用漢字
小2
部首:⿊
11画
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
“黒”で始まる語句
黒
黒子
黒繻子
黒人
黒煙
黒白
黒雲
黒檀
黒髪
黒奴