“首(しゆ)” の例文
現にジヨホオルで護謨林(ごむりん)を経営して居る日本人は三井の二万五千エエカア、三五公司(こうし)(阿久澤(あくざわ)等(ら))の二千町歩を首(しゆ)とし、二三百エエカアの小経営者は数十人に上(のぼ)り
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
就中(なかんづく)、河間(かかん)王深(わうしん)の居邸(きよてい)、結構(けつこう)華麗(くわれい)、其(そ)の首(しゆ)たるものにして、然(しか)も高陽王(かうやうわう)と華(くわ)を競(きそ)ひ、文柏堂(ぶんはくだう)を造營(ざうえい)す、莊(さかん)なること帝居(ていきよ)徽音殿(きおんでん)と相齊(あひひと)し、清水(しみづ)の井(ゐ)に玉轆轤(ぎよくろくろ)を置(お)き、黄金(わうごん)の瓶(つるべ)を釣(つ)るに
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
此(この)菊塢(きくう)の狂歌(きやうか)二首(しゆ)発句(ほつく)一句(く)あり、(手紙と其書(そのしよ)も移転(ひつこし)まぎれに捜(さが)しても知れぬは残念(ざんねん))兎(と)にも角(かく)にも一個(いつこ)の豪傑(がうけつ)「山師(やまし)来(き)て何(なに)やら植(う)ゑし隅田川(すみだがは)」と白猿(はくゑん)が、芭蕉(ばせう)の句をもじりて笑ひしは
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)