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飛躍
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ひやく
ふりがな文庫
“
飛躍
(
ひやく
)” の例文
作れば、いくらでも価格は
飛躍
(
ひやく
)
します。それに近頃では外国人がだいぶ需要して来ました。わが国では金魚飼育はもう立派な産業ですよ
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
那
(
あ
)
の手紙を見て、何様顏をしてゐるか………おツと、其様なことは何うでも可いとして、これから小時
暗中
(
あんちう
)
の
飛躍
(
ひやく
)
と出掛けるんだ。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
が、
麻雀
(
マアジヤン
)
は
忽
(
たちま
)
ちにして
日本
(
にほん
)
の
社會
(
しやくわい
)
に
飛躍
(
ひやく
)
した。これは一
面
(
めん
)
は
明
(
あきらか
)
に
麻雀戲
(
マアジヤンぎ
)
そのものの
魅力
(
みりよく
)
からだ。そして、一
面
(
めん
)
は
空閑緑
(
くがみどり
)
以下
(
いか
)
の
識者
(
しきしや
)
の
盡力
(
じんりよく
)
からに
違
(
ちが
)
ひない。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
閉じ
永劫
(
えいごう
)
不変の観念境へ
飛躍
(
ひやく
)
したのである彼の視野には過去の
記憶
(
きおく
)
の世界だけがあるもし春琴が
災禍
(
さいか
)
のため性格を
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
一番目覚ましい
飛躍
(
ひやく
)
を伝えられたのは、
矢張
(
やは
)
り、光の世界と
称
(
よ
)
ばれている東京は下町の、
浅草
(
あさくさ
)
区だったという。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
そこでは、あらゆることが
可能
(
かのう
)
である。人は
一瞬
(
いっしゅん
)
にして
氷雲
(
ひょううん
)
の上に
飛躍
(
ひやく
)
し
大循環
(
だいじゅんかん
)
の風を
従
(
したが
)
えて北に
旅
(
たび
)
することもあれば、赤い
花杯
(
はなさかずき
)
の下を行く
蟻
(
あり
)
と
語
(
かた
)
ることもできる。
『注文の多い料理店』新刊案内
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
併し事情はその晩最後の
飛躍
(
ひやく
)
をして、到頭恐ろしい
結末
(
カタストローフ
)
まで運んで了ひました。
銭形平次捕物控:032 路地の足跡
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
人を愛することに一
大
(
だい
)
飛躍
(
ひやく
)
をとげ、従ってまた彼の魂が「永遠」への門を、たしかに一つだけはくぐることが出来たのも、全く彼の過去の「運命」のおかげだった、と言わなければなるまい。
次郎物語:02 第二部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
……第一、言うことに
飛躍
(
ひやく
)
がなくなった。弾力がなくなった。知性の
閃
(
ひらめ
)
きがなくなったよ。……「竹が囁いてるんだ……」。情無いことを云うじゃないか。……まるでもう君は
萎
(
しな
)
えうらぶれている。
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
飛躍
(
ひやく
)
は、竹童の
得意
(
とくい
)
である。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
やがて、氏は
大乗
(
だいじょう
)
仏教をも、味覚しました、
茲
(
ここ
)
にもまた、氏の歓喜的
飛躍
(
ひやく
)
の
著
(
いちじ
)
るしさを見ました。
岡本一平論:――親の前で祈祷
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
言ひ換へれば、氏は
餘
(
あま
)
り
巧
(
うま
)
すぎて、人間の本當の
心理
(
しんり
)
の境を越えて
飛躍
(
ひやく
)
しすぎるのでせう。
三作家に就ての感想
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
つい、話がとんでもない、大きな問題に
飛躍
(
ひやく
)
してしまったね。しかし、真理は問題の大小にかかわらないんゼ。小細工はいわば小さな暴力革命だし、暴力革命はいわば大きな小細工だからね。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
平次の觀察は、もう源吉の思ひ及ばなかつたところまで
飛躍
(
ひやく
)
します。
銭形平次捕物控:066 玉の輿の呪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
源吉の想像は素晴らしい
飛躍
(
ひやく
)
を遂げました。
銭形平次捕物控:104 活き仏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“飛躍”の意味
《名詞》
飛 躍(ひやく)
高く飛び上がること。
大きく進歩・発展すること。
論理や考えなどが順を追わず急に飛び離れたところに移ること。
(出典:Wiktionary)
“飛躍”の解説
日本プロサッカーリーグのオフィシャルソング
「飛躍」(ひやく)は、日本プロサッカーリーグのオフィシャルソングである。
(出典:Wikipedia)
飛
常用漢字
小4
部首:⾶
9画
躍
常用漢字
中学
部首:⾜
21画
“飛”で始まる語句
飛
飛沫
飛騨
飛鳥
飛出
飛白
飛込
飛退
飛翔
飛行