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鐵棒
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かなぼう
ふりがな文庫
“
鐵棒
(
かなぼう
)” の例文
新字:
鉄棒
思ひ
遣
(
や
)
り又も泪に
昏
(
くれ
)
し
機
(
をり
)
丑刻
(
やつ
)
の
鐘
(
かね
)
鐵棒
(
かなぼう
)
の音と諸共に松本理左衞門は
下役
(
したやく
)
二人下男五六人召連
自分
(
じぶん
)
獄屋
(
ごくや
)
に來り
鍵番
(
かぎばん
)
に戸口を明けさせ九助を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
二十七八の達者で口まめで、働きもするが
鐵棒
(
かなぼう
)
も曳くと言つた——こればかりは六人の女のうちで、世間並の
醜
(
みにく
)
い女です。
銭形平次捕物控:225 女護の島異変
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
こゝに
希有
(
けう
)
な
事
(
こと
)
があつた。
宿
(
やど
)
にかへりがけに、
客
(
きやく
)
を
乘
(
の
)
せた
俥
(
くるま
)
を
見
(
み
)
ると、
二臺三臺
(
にだいさんだい
)
、
俥夫
(
くるまや
)
が
揃
(
そろ
)
つて
手
(
て
)
に
手
(
て
)
に
鐵棒
(
かなぼう
)
を
一條
(
ひとすぢ
)
づゝ
提
(
さ
)
げて、
片手
(
かたて
)
で
楫
(
かぢ
)
を
壓
(
お
)
すのであつた。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
四十前後の、出戻りらしい達者さうな女で、少し
鐵棒
(
かなぼう
)
引らしいところも、平次には
誂
(
あつら
)
へ向でした。
銭形平次捕物控:296 旅に病む女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
付て
噂
(
うは
)
さしけるゆゑ
彌々
(
いよ/\
)
人々
集
(
あつま
)
り來り自身番の前は
錐
(
きり
)
を立る地もなき程なれば
番人
(
ばんにん
)
は
鐵棒
(
かなぼう
)
を引出し皆々人を拂ひ
退
(
のけ
)
るに笠原粂之進は大橋文右衞門并びに油屋の番頭久兵衞の兩人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
それでも、
誰
(
たれ
)
もが、
此
(
こ
)
の
御老體
(
ごらうたい
)
に
救
(
すく
)
はれた
如
(
ごと
)
くに
感
(
かん
)
じて、
盡
(
こと/″\
)
く
前者
(
ぜんしや
)
の
暴言
(
ばうげん
)
を
怨
(
うら
)
んだ。——
處
(
ところ
)
で、その
鐵棒
(
かなぼう
)
をついた
凸
(
でこ
)
がと
言
(
い
)
ふと、
右
(
みぎ
)
禪門
(
ぜんもん
)
の
一家
(
いつか
)
、……どころか、
忰
(
せがれ
)
なのだからおもしろい。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
水鷄
(
くひな
)
が
鐵棒
(
かなぼう
)
をひくやうに、
雨戸
(
あまど
)
もたゝけば、
溝端
(
みぞばた
)
を
突駛
(
つツぱし
)
る。
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
俥夫
(
くるまや
)
が
鐵棒
(
かなぼう
)
を
振舞
(
ふりまは
)
すのを、
橋
(
はし
)
に
立
(
た
)
つて
見
(
み
)
たのである。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
鐵
部首:⾦
21画
棒
常用漢字
小6
部首:⽊
12画
“鐵”で始まる語句
鐵
鐵瓶
鐵漿
鐵砲
鐵槌
鐵道
鐵檻車
鐵砲玉
鐵鎖
鐵拳