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素
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しろ
ふりがな文庫
“
素
(
しろ
)” の例文
之は労働の軍事化の観念であり、夫が労働組合脱退の奨励ともなれば、やがて国家的報仕労働というシステ無にも発展出来る
素
(
しろ
)
物である。
社会時評
(新字新仮名)
/
戸坂潤
(著)
英
(
えい
)
國
製
(
せい
)
で、シイ・テツサア四・五
鏡玉
(
レンズ
)
、千百六十分の一
秒
(
べう
)
まで
利
(
き
)
くシヤツタア付の、手
札
(
ふだ
)
形
(
かた
)
レフレツクス、
素
(
しろ
)
人
用
(
よう
)
としては
殆
(
ほとん
)
どこの上ないものといつて
差支
(
さしつか
)
へないのだが
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
而して身外の水も亦、味を解きて人に伝ふるの大作用をなす。譬へば青黄赤黒の色も畢竟水の力を得て
素
(
しろ
)
を染むるが如し。水無ければ、絢爛の美、錦繍の
文
(
あや
)
、
竟
(
つひ
)
に成らざるなり。
水
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
呉
(
ご
)
の
孫權
(
そんけん
)
、
或時
(
あるとき
)
、
曹
(
さう
)
再興
(
さいこう
)
をして
屏風
(
びやうぶ
)
に
畫
(
ゑが
)
かしむ、
畫伯
(
ぐわはく
)
筆
(
ふで
)
を
取
(
と
)
つて
誤
(
あやま
)
つて
落
(
おと
)
して
素
(
しろ
)
きに
點
(
てん
)
打
(
う
)
つ。
因
(
よ
)
つてごまかして、
蠅
(
はへ
)
となす、
孫權
(
そんけん
)
其
(
そ
)
の
眞
(
しん
)
なることを
疑
(
うたが
)
うて
手
(
て
)
を
以
(
もつ
)
て
彈
(
はじ
)
いて
姫
(
き
)
を
顧
(
かへり
)
みて
笑
(
わら
)
ふといへり。
聞きたるまゝ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
常陸
(
ひだち
)
の海
岸
(
がん
)
で
朝
(
あさ
)
鰹船
(
かつをふね
)
の出かけを
寫
(
うつ
)
した
印畫
(
いんぐわ
)
を或る
專門
(
せんもん
)
家に見せた時には、どうしてもそれが中學三年生の
素
(
しろ
)
人である
私
(
わたし
)
の
撮影
(
さつえい
)
、
現像
(
げんぞう
)
、
燒
(
や
)
き
付
(
つけ
)
にかゝるといふことを
信
(
しん
)
じてもらへなかつた。
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
素
常用漢字
小5
部首:⽷
10画
“素”を含む語句
平素
素直
素性
素人
素裸
素馨
質素
素地
素振
素破
素見
素絹
素生
素描
要素
素敏
素姓
素面
素袍
素通
...