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『水』
ふりがな文庫
『
水
(
みず
)
』
一切の味は水を藉らざれば其の味を発する能はず。人若し口の渇くこと甚しくして舌の燥くこと急なれば、熊の掌も魚の腴も、それ何かあらん。味は唾液の之を解き之を親ましむるによつて人の感ずるところとなるのみ。唾液にして存せざれば、五味もまた無用のもの …
著者
幸田露伴
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
固
(
まこと
)
味
(
あぢはひ
)
所以
(
ゆゑ
)
縁
(
よ
)
吝
(
をし
)
文
(
あや
)
是
(
かく
)
素
(
しろ
)
精
(
くはし
)
駛
(
はや
)
須
(
ま
)
終
(
つひ
)
掌
(
たなそこ
)
精
(
くは
)
燥
(
かわ
)
雖
(
いへども
)
藉
(
よ
)
竟
(
つひ
)
流
(
ながれ
)
甚
(
はなはだ
)
錯
(
あや
)
虞
(
おそれ
)
腴
(
あぶらみ
)
頓
(
とみ
)
郭墓
(
くわくぼ
)
辺
(
あたり
)
藉
(
か
)
盛
(
さかん
)
溯
(
さかのぼ
)
焠
(
さい
)
粘
(
ねば
)
礬気
(
ばんき
)
盧仝
(
ろどう
)
題名が同じ作品
水
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)