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理想
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りさう
ふりがな文庫
“
理想
(
りさう
)” の例文
然
(
しか
)
るに
今日
(
こんにち
)
一
般
(
ぱん
)
にこの
轉倒
(
てんたふ
)
逆列
(
ぎやくれつ
)
を
用
(
もち
)
ゐて
怪
(
あや
)
しまぬのは、
畢竟
(
ひつきやう
)
歐米文明
(
おうべいぶんめい
)
渡來
(
とらい
)
の
際
(
さい
)
、
何事
(
なにごと
)
も
歐米
(
おうべい
)
の
風習
(
ふうしう
)
に
模倣
(
もほう
)
することを
理想
(
りさう
)
とした
時代
(
じだい
)
に
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
妻
(
つま
)
はお
光
(
みつ
)
と
云
(
い
)
つて、
今歳
(
ことし
)
二十になる。
何
(
なに
)
かと
云
(
い
)
ふものゝ、
綺緻
(
きりやう
)
は
先
(
まづ
)
不足
(
ふそく
)
のない
方
(
はう
)
で、
体
(
からだ
)
の
発育
(
はついく
)
も
申分
(
まをしぶん
)
なく、
胴
(
どう
)
や四
肢
(
し
)
の
釣合
(
つりあひ
)
も
幾
(
ほとん
)
ど
理想
(
りさう
)
に
近
(
ちか
)
い。
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
藝術
(
げいじゆつ
)
の
價値
(
かち
)
だの、
理想
(
りさう
)
の
永遠
(
えいえん
)
だのといふことを、
毎
(
いつ
)
も
口癖
(
くちぐせ
)
のやうにしてゐる友としては、今日の云ふことは
何
(
なん
)
だか
少
(
すこ
)
し
可笑
(
おか
)
しい……と私は思ツた。
虚弱
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
純金色
(
じゆんきんしよく
)
の
薔薇
(
ばら
)
の花、
理想
(
りさう
)
の
寶函
(
たからばこ
)
ともいふべき
純金色
(
じゆんきんしよく
)
の
薔薇
(
ばら
)
の花、おまへのお
腹
(
なか
)
の
鑰
(
かぎ
)
をおくれ、
僞善
(
ぎぜん
)
の花よ、
無言
(
むごん
)
の花よ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
死刑
(
しけい
)
は
理想
(
りさう
)
として
廢
(
はい
)
すべきものだけれど、それが
保存
(
ほぞん
)
されてある
以上
(
いじやう
)
、
成
(
な
)
るたけ
多
(
おほ
)
く
利用
(
りよう
)
しなければならぬ。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
▼ もっと見る
そよ
理想
(
りさう
)
おもひにうすき身なればか朝の
露草
(
つゆくさ
)
人ねたかりし
みだれ髪
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
莫遮
(
それはさうと
)
現今
(
げんこん
)
建築
(
けんちく
)
の
本義
(
ほんぎ
)
とか
理想
(
りさう
)
とかに
就
(
つい
)
て
種々
(
しゆ/″\
)
なる
異論
(
ゐろん
)
のあることは
洵
(
まこと
)
に
結構
(
けつこう
)
なことである。
建築界
(
けんちくかい
)
には
絶
(
た
)
へず
何等
(
なんら
)
かの
學術的風波
(
がくじゆつてきふうは
)
がなければならぬ、
然
(
しか
)
らざれば
沈滯
(
ちんたい
)
の
結果
(
けつくわ
)
腐敗
(
ぶはい
)
するのである。
建築の本義
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
紫
(
むらさき
)
の
理想
(
りさう
)
の雲はちぎれ/\仰ぐわが空それはた消えぬ
みだれ髪
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
“理想”の解説
理想(りそう)とは、考えられるうちで最高の状態のこと。プラトンによる哲学思想「イデア」を明治時代に直訳した用語。
また、ある条件を定義し、それにあてはまったものを指して「理想」と呼ぶ場合もある。現実の対義語 (理想⇔現実) であるが、その現実を作る上で、目標となるものである。
実現可能な相対的な理想と、到達不可能な理想に分けられる。後者は、神や最高善などと呼ばれる。例:理想的な人、理想気体の状態方程式。
(出典:Wikipedia)
理
常用漢字
小2
部首:⽟
11画
想
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
“理想”で始まる語句
理想境
理想的
理想化
理想郷
理想家
理想島
理想派
理想郷的