“りさう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
理想77.8%
利爪11.1%
離騒11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまはおみつつて、今歳ことし二十になる。なにかとふものゝ、綺緻きりやうまづ不足ふそくのないはうで、からだ発育はついく申分まをしぶんなく、どうや四釣合つりあひほとん理想りさうちかい。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
利爪りさう深くその身に入り、諸の小禽痛苦又声を発するなし。則ち之を裂きてほしいまま噉食たんじきす。或は沼田せうでんに至り螺蛤らかふついばむ。螺蛤軟泥中にあり、心柔輭にうなんにして唯温水をおもふ。
二十六夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
利爪りさう深くその身に入り、諸の小禽痛苦又声を発するなし、則ち之を裂きてほしいまま噉食たんじきす。或は沼田せうでんに至り、螺蛤らかふついばむ。螺蛤軟泥中にあり、心柔輭にうなんにして唯温水をおもふ。
二十六夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
わたくしは事のついでに言つて置く。昔の漢医方時代には詩や離騒りさうの動植を研究した書が多く出でた。我万葉集の動植の考証の如きも亦同じである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)