トップ
>
旅人
>
りよじん
ふりがな文庫
“
旅人
(
りよじん
)” の例文
催
(
もよ
)
ひて
寒
(
さぶ
)
し
馬士
(
まご
)
の道々語りて云ふ此宿も今は
旅人
(
りよじん
)
を當にもなさず先づ養蠶一方なり田を作るも割に合はぬゆゑ皆な
斯樣
(
かやう
)
に潰して畑となし豆を作るか桑を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
左仲が
煙管
(
きせる
)
の
元
(
もと
)
へ
差出
(
さしいだ
)
すにぞ左仲は
愕然
(
ぎよつ
)
となし思はず
震
(
ふる
)
へ出せし體を見るより彼の者は
莞爾
(
につこ
)
と笑ひ左仲が側へ同じく
腰
(
こし
)
打掛
(
うちかけ
)
旅人
(
りよじん
)
は何等の
用
(
よう
)
にて
斯
(
かく
)
夜道を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
それを見た自分自身を、詩人にし、
旅人
(
りよじん
)
にし、若き愁ひある人にした上でなければ、其感じが当時の詩の調子に合はず、又自分でも満足することが出来なかつた。
弓町より
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「エスキモー」犬が雪中
橇車
(
そり
)
を牽いて数日の道を行つても少しも疲労しない事や、西比利亜犬が
旅人
(
りよじん
)
を護衛して狼や其他の猛獣を追散らす勇気は実に素晴らしいもんだ。
犬物語
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
心
(
こゝろ
)
帰家
(
かへりたき
)
にありて
風雅
(
ふうが
)
をうしなひ、
古跡
(
こせき
)
をも
空
(
むな
)
しく
過
(
よぎ
)
り、
惟
(
たゞ
)
平々
(
なみ/\
)
たる
旅人
(
りよじん
)
となりて、きゝおよびたる
文雅
(
ぶんが
)
の人をも
剌問
(
たづね
)
ざりしは今に
遺憾
(
ゐかん
)
なり。
嗟乎
(
あゝ
)
年
(
とし
)
の
倹
(
けん
)
せしをいかんせん。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
そんな物があるやうに言つたのは、軽卒な
旅人
(
りよじん
)
が
漫
(
みだり
)
に空想を
弄
(
もてあそ
)
んで、無中に有を生じたのだらう。丁度ゴムで拵へた枕をふくらますやうに、僕は今この鱷をふくらます事が出来るのだ。
鱷
(新字旧仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
「知りませんね。
旅人
(
りよじん
)
かなんかでせう。」
樺太脱獄記
(新字旧仮名)
/
ウラジミール・ガラクティオノヴィチ・コロレンコ
(著)
もつて
功徳
(
くどく
)
の
長
(
ちやう
)
と成べきと
智化
(
ちけ
)
の上人へ
桂昌院樣
(
けいしやうゐんさま
)
一位樣
御尋
(
おんたづ
)
ね遊ばされしに
僧侶
(
そうりよ
)
答
(
こたへ
)
て申上げるは
凡
(
およそ
)
君たる人の御
功徳
(
くどく
)
には
橋
(
はし
)
なき所へ橋をかけ
旅人
(
りよじん
)
のわづらひを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
心
(
こゝろ
)
帰家
(
かへりたき
)
にありて
風雅
(
ふうが
)
をうしなひ、
古跡
(
こせき
)
をも
空
(
むな
)
しく
過
(
よぎ
)
り、
惟
(
たゞ
)
平々
(
なみ/\
)
たる
旅人
(
りよじん
)
となりて、きゝおよびたる
文雅
(
ぶんが
)
の人をも
剌問
(
たづね
)
ざりしは今に
遺憾
(
ゐかん
)
なり。
嗟乎
(
あゝ
)
年
(
とし
)
の
倹
(
けん
)
せしをいかんせん。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
否、吾人はこの旨味ある新食品の愈々盛んに我国に輸入せられん事を希望して
息
(
や
)
まざるものなり。古来英国の貴族及び
旅人
(
りよじん
)
は
埃及
(
エジプト
)
に於て鱷を捕へて食する事我国人の熊を捕へて食ふと異る事なし。
鱷
(新字旧仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
雌雄
(
めを
)
の
瀧
(
たき
)
鯉岩
烏帽子岩
(
ゑぼしいは
)
などあり飯田とかへ通路ありとて駄荷多く
集
(
つど
)
ひて賑し左れど
旅人
(
りよじん
)
などは一向になし晝の宿に西洋人二人通辯ボーイ等五六人居たるのみ此峠は木曾の
御坂
(
みさか
)
と歌にも詠む所にて左のみ嶮しからず景色穩やかにてよし
古
(
いにし
)
へ西京より
東
(
あづま
)
へ向ひて來んには此の峠こそ木曾に
入
(
い
)
るは
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
刧
(
おびやか
)
し
路用
(
ろよう
)
を
奪
(
うばひ
)
て己が酒色の
料
(
れう
)
にぞ
遣
(
つか
)
ひ
捨
(
すて
)
けり初の程は何者の
仕業
(
しわざ
)
とも知る者
無
(
なか
)
りしが遂に誰云ふとなく
旅人
(
りよじん
)
を
剥
(
はぐ
)
の惡黨は此頃常樂院の食客大膳と云ふ者の仕業なりとを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
旅
常用漢字
小3
部首:⽅
10画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“旅人”で始まる語句
旅人宿
旅人体
旅人根性
旅人風体
旅人用手形帳