“りよじん”の漢字の書き方と例文
語句割合
旅人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「エスキモー」犬が雪中橇車そりを牽いて数日の道を行つても少しも疲労しない事や、西比利亜犬が旅人りよじんを護衛して狼や其他の猛獣を追散らす勇気は実に素晴らしいもんだ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
こゝろ帰家かへりたきにありて風雅ふうがをうしなひ、古跡こせきをもむなしくよぎり、たゞ平々なみ/\たる旅人りよじんとなりて、きゝおよびたる文雅ぶんがの人をも剌問たづねざりしは今に遺憾ゐかんなり。嗟乎あゝとしけんせしをいかんせん。
そんな物があるやうに言つたのは、軽卒な旅人りよじんみだりに空想をもてあそんで、無中に有を生じたのだらう。丁度ゴムで拵へた枕をふくらますやうに、僕は今この鱷をふくらます事が出来るのだ。