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打破
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うちやぶ
ふりがな文庫
“
打破
(
うちやぶ
)” の例文
山石の
角
(
かど
)
が
出張
(
でっぱ
)
っておりますから、頭を
打破
(
うちやぶ
)
って、落ちまするととても助かり様はございませんが、新吉は側にある石をごろ/\
谷間
(
たにあい
)
へ転がし
落
(
おと
)
しました
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
昔物の長持は堅い板の
隅々
(
すみずみ
)
に
鉄板
(
てついた
)
をうちつけた、いやという程
巖乗
(
がんじょう
)
な
代物
(
しろもの
)
だし、金具も同様に
堅牢
(
けんろう
)
に出来ているのだから、病身の格太郎には、
迚
(
とて
)
も
打破
(
うちやぶ
)
ることなど出来
相
(
そう
)
もなかった。
お勢登場
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
我國
(
わがくに
)
野球界
(
やきゆうかい
)
の
覇王
(
はわう
)
ともいふ
可
(
べ
)
き
第
(
だい
)
一
高等學校
(
かうとうがくかう
)
の
撰手
(
せんしゆ
)
を
打破
(
うちやぶ
)
つた
事
(
こと
)
は、
私
(
わたくし
)
が
此
(
この
)
島
(
しま
)
へ
漂着
(
へうちやく
)
する
半年
(
はんとし
)
程
(
ほど
)
前
(
まへ
)
、
英國
(
えいこく
)
倫敦
(
ろんどん
)
でちらと
耳
(
みゝ
)
にした、
之
(
こ
)
れはもう
今
(
いま
)
から三四
年
(
ねん
)
も
前
(
まへ
)
の
事
(
こと
)
だが、
實
(
じつ
)
に
殘念
(
ざんねん
)
な
次第
(
しだい
)
である。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
引き息で
飛着
(
とびつ
)
いた、本堂の戸を、力まかせにがたひしと開ける、屋根の上で、ガラガラという
響
(
ひびき
)
、
瓦
(
かわら
)
が残らず
飛上
(
とびあが
)
って、
舞立
(
まいた
)
って、
乱合
(
みだれあ
)
って、
打破
(
うちやぶ
)
れた音がしたので、はッと思うと、目が
眩
(
くら
)
んで
星あかり
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
打破
(
うちやぶ
)
り井上五郎左衞門
飯田左馬助等
(
いひださまのすけとう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
引
(
ひ
)
き
息
(
いき
)
で
飛着
(
とびつ
)
いた、
本堂
(
ほんだう
)
の
戸
(
と
)
を、
力
(
ちから
)
まかせにがたひしと
開
(
あ
)
ける、
屋根
(
やね
)
の
上
(
うへ
)
で、ガラ/\といふ
響
(
ひゞき
)
、
瓦
(
かはら
)
が
殘
(
のこ
)
らず
飛上
(
とびあが
)
つて、
舞立
(
まひた
)
つて、
亂合
(
みだれあ
)
つて、
打破
(
うちやぶ
)
れた
音
(
おと
)
がしたので、はツと
思
(
おも
)
ふと、
目
(
め
)
が
眩
(
くら
)
んで
星あかり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“打破”の意味
《名詞》
打 破(だは)
攻撃して負かすこと。
悪い習慣や制度などをなくすこと。
(出典:Wiktionary)
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
“打”で始まる語句
打
打擲
打棄
打捨
打殺
打倒
打明
打付
打笑
打毀