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山男
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やまをとこ
ふりがな文庫
“
山男
(
やまをとこ
)” の例文
と
障子
(
しやうじ
)
の
蔭
(
かげ
)
に
蹲
(
しやが
)
んで
居
(
ゐ
)
た
山男
(
やまをとこ
)
に
顔
(
かほ
)
を
出
(
だ
)
させる、と
此
(
これ
)
が、
今
(
いま
)
しがたつひ
其処
(
そこ
)
まで
私
(
わたし
)
を
送
(
おく
)
つてくれた
若
(
わか
)
いもの、……
此方
(
こつち
)
は
其処
(
そこ
)
どころぢや
無
(
な
)
い。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
斯
(
か
)
う
山男
(
やまをとこ
)
の
特色
(
とくしよく
)
を
何處
(
どこ
)
迄
(
まで
)
も
維持
(
ゐぢ
)
して
行
(
ゆ
)
くのは、
實際
(
じつさい
)
珍
(
めづ
)
らしいに
違
(
ちがひ
)
なかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
6
山男
(
やまをとこ
)
の四
月
(
ぐわつ
)
『注文の多い料理店』広告文
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
其
(
そ
)
の
息
(
いき
)
の
臭
(
くさ
)
い
事
(
こと
)
……
剰
(
あまつさ
)
へ、
立
(
た
)
つでもなく
坐
(
すは
)
るでもなく、
中腰
(
ちゆうごし
)
に
蹲
(
しやが
)
んだ
山男
(
やまをとこ
)
の
膝
(
ひざ
)
が
折
(
を
)
れかゝつた
朽木
(
くちぎ
)
同然
(
どうぜん
)
、
節
(
ふし
)
くれ
立
(
だ
)
つてギクリと
曲
(
まが
)
り、
腕組
(
うでぐみ
)
をした
肱
(
ひぢ
)
ばかりが
胸
(
むね
)
に
附着
(
くつつ
)
き
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
よつて
怪
(
け
)
しからぬ
二人連
(
ふたりづ
)
れを、
畜生
(
ちくしやう
)
、
蝦蟆賣
(
がまうり
)
め、と
言
(
い
)
ふ。たゞし
蝦蟆
(
がま
)
は
赤蛙
(
あかがへる
)
なり。
蝦蟆
(
がま
)
や、
蝦蟆
(
がんま
)
い。——そのあとから
山男
(
やまをとこ
)
のやうな
小父
(
をぢ
)
さんが、
柳
(
やなぎ
)
の
蟲
(
むし
)
は
要
(
い
)
らんかあ、
柳
(
やなぎ
)
の
蟲
(
むし
)
は
要
(
い
)
らんかあ。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“山男”の解説
山男(やまおとこ)は、日本各地の山中に伝わる大男の妖怪。中世以降の怪談集、随筆、近代の民俗資料などに記述がある。山人(やまびと)、大人(おおひと)などの呼称もある。
(出典:Wikipedia)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
男
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“山”で始まる語句
山
山家
山路
山羊
山茶花
山間
山中
山谷
山毛欅
山車