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宅地
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たくち
ふりがな文庫
“
宅地
(
たくち
)” の例文
村の旧家の某が賭博に
負
(
ま
)
けて所有地一切勧業銀行の
抵当
(
ていとう
)
に入れたの、小農の某々が
宅地
(
たくち
)
までなくしたの、と云う噂をよく聞いた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
尤
(
もつと
)
も、
私
(
わたし
)
の
父
(
ちゝ
)
は
初
(
はじ
)
め
小
(
ちひ
)
さな
士族
(
しぞく
)
として、
家屋
(
かをく
)
と、
宅地
(
たくち
)
と、
其
(
そ
)
の
周圍
(
しうゐ
)
の
少
(
すこ
)
しの
山
(
やま
)
と、
金祿公債證書
(
きんろくこうさいしようしよ
)
の
何
(
なん
)
百
圓
(
ゑん
)
かを
所有
(
しよいう
)
してゐたが、
私
(
わたし
)
が
家督
(
かとく
)
を
相續
(
さうぞく
)
した
頃
(
ころ
)
には
桜と狆と愛国心:コスモポリタンの心理
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
十九
日
(
にち
)
、
雨中
(
うちう
)
を、
余
(
よ
)
は
行
(
ゆ
)
つて
見
(
み
)
て、
驚
(
おどろ
)
いた。
今
(
いま
)
までの
貝塚發掘
(
かひづかはつくつ
)
は
臺地
(
だいち
)
東部
(
とうぶ
)
の
坂
(
さか
)
の
上部
(
じやうぶ
)
左側
(
さそく
)
であつたが、
臺地
(
だいち
)
南側
(
なんそく
)
の
下部
(
かぶ
)
、
菱沼鐵五郎
(
ひしぬまてつごらう
)
宅地
(
たくち
)
前
(
まえ
)
の
畑
(
はたけ
)
を、
大發掘
(
だいはつくつ
)
してある。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
四十男
(
しゞふをとこ
)
の
水呑百姓
(
みづのみひやくしやう
)
と
思
(
おも
)
つたのは、
學校
(
がくかう
)
より十町ばかり
隔
(
へ
)
だつて
居
(
ゐ
)
る
松林
(
まつばやし
)
の
奧
(
おく
)
に
一構
(
ひとかまへ
)
の
宅地
(
たくち
)
を
擁
(
よう
)
し、
米倉
(
べいさう
)
の
三棟
(
みむね
)
を
並
(
なら
)
べて
居
(
ゐ
)
る
百姓
(
ひやくしやう
)
、
池上權藏
(
いけがみごんざう
)
といふ
男
(
をとこ
)
で、
大島小學校
(
おほしませうがくかう
)
の
創立者
(
さうりつしや
)
、
恩人
(
おんじん
)
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
特
(
とく
)
に
宅地
(
たくち
)
として
選定
(
せんてい
)
するときに
考慮
(
こうりよ
)
しなければならぬ
弱點
(
じやくてん
)
を
持
(
も
)
つてゐるのである。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
▼ もっと見る
田畑は
勿論
(
もちろん
)
宅地
(
たくち
)
もとくに
抵当
(
ていとう
)
に入り、一家中
日傭
(
ひやとい
)
に出たり、おかみ
自身
(
じしん
)
手織
(
ており
)
の
木綿物
(
もめんもの
)
を負って売りあるいたこともあったが、要するに石山新家の没落は眼の前に見えて来た。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
“宅地”の意味
《名詞》
建物の敷地に供せられる土地(宅地建物取引業法参照 - 同法第2条)。類似した意味に次のものがある。
(出典:Wiktionary)
“宅地”の解説
住宅地
宅地(たくち)とは、一般的には建物の敷地に供せられる土地を指す。
(出典:Wikipedia)
宅
常用漢字
小6
部首:⼧
6画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
“宅”で始まる語句
宅
宅中
宅助
宅守
宅番
宅迄
宅址
宅悦
宅前
宅参