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ふりがな文庫
“
女郎
(
めろう
)” の例文
あの馬鹿
女郎
(
めろう
)
め、今ごろはどこに何をしているか、一つ
探偵
(
たんてい
)
をしてやろうと、うちわを持ったまま、散歩がてら、僕はそとへ出た。
耽溺
(新字新仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
「来るか! それとも逃げ出すか! 来れば許さぬ、今度こそ切る! 逃げれば許す、追いはしない! どうだどうだ!
女郎
(
めろう
)
どもめ!」
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
彼はできるだけ我慢をしてはいたが、ついにある日、馬鹿でおまけに横着なその
女郎
(
めろう
)
にたいして、
稽古
(
けいこ
)
中に
癇癪
(
かんしゃく
)
を破裂さした。
ジャン・クリストフ:07 第五巻 広場の市
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
遣
(
や
)
れ、
汝等
(
きさまら
)
、裸にしようが、骨を抜こうが、
女郎
(
めろう
)
一人と、八千の民、
誰
(
たれ
)
か
鼎
(
かなえ
)
の
軽重
(
けいちょう
)
を論ぜんやじゃ。雨乞を断行せい。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「それだけ見極めがついておれば、もうこっちのもの同様。寮の
女郎
(
めろう
)
にも梅茶亭以来の怨みがあるところ、それこそ
誂
(
あつら
)
えどおりな潮時と申すものじゃ」
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「この
女郎
(
めろう
)
、
拳
(
こぶし
)
ぐれえなちっぽけなくせに、山のような大きな
嘘
(
うそ
)
をつきやがる。」と商人は叫んだ。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
晩香坡
(
バンクーバ
)
に着いてっからS・O・Sの
女郎
(
めろう
)
をヒョッコリ
甲板
(
デッキ
)
に立たせて、ドンナもんだい。
難船小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
舁「やい
女郎
(
めろう
)
、静かにしろ、もう後へ
往
(
い
)
くも先へ往くもねえ、
此処
(
こゝ
)
は道が違わい、
二居
(
ふたい
)
ヶ
嶺
(
みね
)
の裏手の方だ、
猪
(
いのしゝ
)
狼
(
おおかみ
)
の
外
(
ほか
)
人の来る処じゃア
無
(
ね
)
えや、これから貴様を新潟あたりへばらすのだぞ」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
えい
女郎
(
めろう
)
、何を云うぞ、宮様に明かされてたまるものか! ……むずかしことを頼むのではない、ただお枕もとの
御佩刀
(
みはかせ
)
を
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「こいつア恐れ入った。いけませんでしたか。——
扈家荘
(
こかそう
)
の一丈青という
女郎
(
めろう
)
には、あなたからして、ひでえ目にあった怨みがあるじゃございませんか」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
紳士 (
杖
(
ステッキ
)
をもって、その
裾
(
すそ
)
を
圧
(
おさ
)
う)ばさばさ騒ぐな。
槍
(
やり
)
で脇腹を突かれる外に、樹の上へ
得
(
え
)
上る
身体
(
からだ
)
でもないに、羽ばたきをするな、
女郎
(
めろう
)
、手を
支
(
つ
)
いて、
静
(
じっ
)
として口をきけ。
紅玉
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
仕様のねえ奴だな。
女郎
(
めろう
)
どもはどうした。四五人成金のお客が付いた? はははは。ほかのは散歩している。うむ。寝てるのも居る。うんよしよし。俺あ今日横浜へ行ったんだ。なあに。
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
甲「それもそうだな、やい
女郎
(
めろう
)
め、其の熊ア
汝
(
われ
)
え縛って引いて来いやア」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
女郎
(
めろう
)
一人に犬一匹を、大丈夫たる者が恐れようや。馬鹿な事を!」と、朗らかに、若衆は笑って肩を聳やかす。
紅白縮緬組
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
紳士 (
杖
(
ステッキ
)
を以つて、其の
裾
(
すそ
)
を
圧
(
おさ
)
ふ)ばさ/\騒ぐな。
槍
(
やり
)
で脇腹を
突
(
つ
)
かれる
外
(
ほか
)
に、樹の上へ
得上
(
えあが
)
る
身体
(
からだ
)
でもないに、羽ばたきをするな、
女郎
(
めろう
)
、手を
支
(
つ
)
いて、
静
(
じっ
)
として口をきけ。
紅玉
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
忌々
(
いまいま
)
しい
女郎
(
めろう
)
め、横から出て思わぬ奴にさらわれてしまったわい」
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
猟「やア
女郎
(
めろう
)
、脇へ寄れ、その熊を撃つのだ、早く/\」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「そう云われりゃ覚えがある! 思い出しても憎い
女郎
(
めろう
)
! 今頃どこにいることやら」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
紳士 (はじめて心付く)
女郎
(
めろう
)
、こっちへ来い。(
杖
(
ステッキ
)
をもって一方を
指
(
ゆびさ
)
す。)
紅玉
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
女郎
(
めろう
)
! おぼえていろ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
紳士 (はじめて
心付
(
こころづ
)
く)
女郎
(
めろう
)
、
此方
(
こっち
)
へ来い。(
杖
(
ステッキ
)
を以て一方を
指
(
ゆびさ
)
す。)
紅玉
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「八重!
女郎
(
めろう
)
! 逃がしてたまるか!」
仇討姉妹笠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「しゃッ、
女郎
(
めろう
)
め」
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「出て来い。男なら出て来い。
意気地
(
いくじ
)
なし、
女郎
(
めろう
)
の懐に
挟
(
はさま
)
ってら。」
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「やあ、さては
女郎
(
めろう
)
が女来也よな!」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
紳士 俺に云う事は、それだけか、
女郎
(
めろう
)
。
紅玉
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「汝逃げるか! 忘恩の
女郎
(
めろう
)
!」
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
紳士 俺に云ふ事は、それだけか、
女郎
(
めろう
)
。
紅玉
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「何を
女郎
(
めろう
)
が!」
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「
女郎
(
めろう
)
!」
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“女郎”の意味
《名詞》
(じょろう)高貴な女性。
(じょろう)女性。若い女性。
(じょろう)遊女。
(めろう)女性の侮蔑語。
(めろう)少女。
(出典:Wiktionary)
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
郎
常用漢字
中学
部首:⾢
9画
“女郎”で始まる語句
女郎花
女郎屋
女郎蜘蛛
女郎衆
女郎買
女郎人形
女郎免
女郎奴
女郎牛
女郎屋町