トップ
>
外聞
>
げえぶん
ふりがな文庫
“
外聞
(
げえぶん
)” の例文
仕事
(
しごと
)
に
行
(
い
)
ったって、えたいの
知
(
し
)
れぬ
匂
(
におい
)
が、
半纏
(
はんてん
)
にまでしみ
込
(
こ
)
んでるんで、
外聞
(
げえぶん
)
が
悪
(
わる
)
くッて
仕様
(
しよう
)
がありやァしねえ
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
私
(
わっち
)
は
初音屋
(
はつねや
)
にいる安てえ者ですが、此の土地にいて親方を知らねえと云うのは本当に
外聞
(
げえぶん
)
の
悪
(
わ
)
りいくれえのもので、吉原でも日本橋でも何処の川通りだって
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
外聞
(
げえぶん
)
惡
(
わり
)
いも
何
(
なん
)
にも
知
(
し
)
んねえんだな」
嘲笑
(
てうせう
)
の
意味
(
いみ
)
ではあるが
何處
(
どこ
)
となく
沈
(
しづ
)
んで
又
(
また
)
斯
(
か
)
ういふ
者
(
もの
)
も
有
(
あ
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
この年齢になって石場の番人なんて、
外聞
(
げえぶん
)
が悪くて、人に話もできやしねえ——。
釘抜藤吉捕物覚書:12 悲願百両
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
汝
(
われ
)
も
此
(
こ
)
れからお
針
(
はり
)
にいけつかんな、そら
此
(
こ
)
れ
持
(
も
)
つて
行
(
え
)
ぐんだ、おつかゞ
持
(
も
)
つてた
古
(
ふる
)
いのなんざあ
外聞
(
げえぶん
)
惡
(
わる
)
くつて
厭
(
や
)
だなんていふから、
此
(
こ
)
んでもおとつゝあ
等
(
ら
)
酷
(
ひで
)
え
錢
(
ぜね
)
で
買
(
か
)
つて
來
(
き
)
たんだぞ
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
其の若旦那の
病
(
やめえ
)
が癒らねえから、仕方なしにお離縁になったが、大きな腹ア抱えて世間に顔向けが出来ねえ、
外聞
(
げえぶん
)
が悪くって生きて居られねえッて、枕橋から身を投げるとこを助けて
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
外聞
(
げえぶん
)
曝
(
さら
)
しやがつて」と
卯平
(
うへい
)
は
怒
(
おこ
)
つたがそれが
爲
(
ため
)
に
事
(
こと
)
は
容易
(
ようい
)
に
運
(
はこ
)
ばれた。
勘次
(
かんじ
)
は
婿
(
むこ
)
に
成
(
な
)
つたのである。
簡單
(
かんたん
)
な
式
(
しき
)
が
行
(
おこな
)
はれた。
俄
(
にはか
)
に
媒妁人
(
ばいしやくにん
)
と
定
(
さだ
)
められたものが
一人
(
ひとり
)
で
勘次
(
かんじ
)
を
連
(
つ
)
れて
行
(
い
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
伴「
静
(
しずか
)
にしろ、
外聞
(
げえぶん
)
がわりいや、奉公人に聞えてもいけねえ」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“外聞”の意味
《名詞》
内部の事情が外部に出ること。それに対する評価。
世間体。
面目。名誉。
(出典:Wiktionary)
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
聞
常用漢字
小2
部首:⽿
14画
“外”で始まる語句
外
外套
外面
外道
外出
外見
外国
外部
外濠
外貌