名稱めいしよう)” の例文
新字:名称
轡蟲くつわむしくらいなかへはなたれゝば、たゞちこゑそろへてく。土地とちれが一ぱんにがしや/\といふ名稱めいしようあたへられてるだけやかましくたゞがしや/\とく。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
それがだん/\おほきくなつてつて今日こんにち國立こくりつ大博物館だいはくぶつかんとなり、北方博物館ほつぽうはくぶつかんといふ名稱めいしようがつけられたのであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
それならば何故なぜ池上小學校いけがみせうがくかう名稱なのらずして大島小學校おほしませうがくかうといふ校長かうちやう同姓どうせい名稱めいしようけたか、諸君しよくんかなら不審ふしんおもはれるでしよう。これにはまた意味いみふか理由りいうるのです。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
たしかまだきまつた名稱めいしようがないかとおもふ。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かれ日中につちう甘藷畑さつまいもばたけそばぎては自分じぶんあらしたあとこゝろひどいとはおもふのであるがそれをうめくにはこゝろとがめた。ういふ伴侶なかま千菜荒せんざいあらしといふ名稱めいしようもとばれた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)