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北条
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ほうじょう
ふりがな文庫
“
北条
(
ほうじょう
)” の例文
旧字:
北條
和学講談所(主として
有職故実
(
ゆうそくこじつ
)
を調査する所)の
塙
(
はなわ
)
次郎という学者はひそかに安藤対馬の命を奉じて
北条
(
ほうじょう
)
氏廃帝の旧例を調査しているが
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「
小田原城
(
おだわらじょう
)
の
北条氏政
(
ほうじょううじまさ
)
どのは、若さまにとっては、
叔父君
(
おじぎみ
)
にあたるかたです。
北条
(
ほうじょう
)
どのへ身をよせれば、
織田家
(
おだけ
)
も
徳川家
(
とくがわけ
)
も手はだせませぬ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
古来
凡庸
(
ぼんよう
)
の人と評し
来
(
きた
)
りしは必ず
誤
(
あやまり
)
なるべく、
北条
(
ほうじょう
)
氏を
憚
(
はばか
)
りて
韜晦
(
とうかい
)
せし人かさらずば大器晩成の人なりしかと覚え候。
歌よみに与ふる書
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
もう一人、俵光石という房州
北条
(
ほうじょう
)
の石屋さんがあります。この人が宅へ参ったのはちょっと話がある。
幕末維新懐古談:78 谷中時代の弟子のこと
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
三帝を流し
奉
(
たてまつ
)
りし
北条
(
ほうじょう
)
の徒を英雄となし得ようか、諸君! 諸君は
西郷南洲
(
さいごうなんしゅう
)
を英雄なりと称す、はたしてかれは英雄であるか、かれは傑出したる人材に相違ないが
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
▼ もっと見る
父
左馬頭
(
さまのかみ
)
義朝の謀叛によって殺される運命にあったが、池禅尼の必死の嘆願で死を免れ、十四歳のとき、
永暦
(
えいりゃく
)
元年三月二十日、伊豆国
北条
(
ほうじょう
)
蛭
(
ひる
)
が
小島
(
こじま
)
に流されたものである。
現代語訳 平家物語:05 第五巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
かれが斯くまでに涙を呑んで経営した覇業も、源氏より
北条
(
ほうじょう
)
に移って、北条もまた亡びた。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
伊達
(
だて
)
や
上杉
(
うえすぎ
)
や、
北条
(
ほうじょう
)
、
里見
(
さとみ
)
などの諸勢力に
覘
(
ねら
)
われることを怖れ、佐竹の翼下に
庇護
(
ひご
)
を乞うた人々である。佐竹が秋田へ移封されるに当って、もし随身しなければ改易離散に及ぶ運命にあったのだ。
三十二刻
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
家康が武田の旧臣を身方に招き寄せている最中に、
小田原
(
おだわら
)
の
北条新九郎氏直
(
ほうじょうしんうろううじなお
)
が
甲斐
(
かい
)
の
一揆
(
いっき
)
をかたらって攻めて来た。家康は
古府
(
こふ
)
まで出張って、八千足らずの
勢
(
せい
)
をもって
北条
(
ほうじょう
)
の五万の兵と
対陣
(
たいじん
)
した。
佐橋甚五郎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
鎌倉山の大小名、和田
北条
(
ほうじょう
)
をはじめとして、佐々木、
梶原
(
かじわら
)
、千葉、三浦、当時
一﨟
(
いちろう
)
別当の工藤などへは二三度
入
(
へえ
)
り、まぶな時にゃあ千と二千、少ねえ時でも百や二百、仕事をしねえ事あなかった。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
敦賀
(
つるが
)
、
大分
(
おおいた
)
、
名東
(
みょうとう
)
、
北条
(
ほうじょう
)
、その他
福岡
(
ふくおか
)
、
鳥取
(
とっとり
)
、島根諸県には新政をよろこばない土民が
蜂起
(
ほうき
)
して、
斬罪
(
ざんざい
)
、絞首
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
市松
(
いちまつ
)
、そこが昌仙のぬからぬところじゃ。われからことに
援兵
(
えんぺい
)
をださせて、
北条
(
ほうじょう
)
、
徳川
(
とくがわ
)
などの
領地
(
りょうち
)
をさわがせ、その
機
(
き
)
に乗じておのれの野心をとげんとする。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
徳川
(
とくがわ
)
北条
(
ほうじょう
)
などという名だたる弓とりでさえも、その勢力
範囲
(
はんい
)
へ手をつけることができないばかりか、戦時でも、野武士の
区域
(
くいき
)
といえば、まわり道をしたくらい。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もし朝廷において一時の利得を計り、永久治安の策をなさない時には、すなわち
北条
(
ほうじょう
)
の後に
足利
(
あしかが
)
を生じ、
前姦
(
ぜんかん
)
去って
後奸
(
こうかん
)
来たるの
覆轍
(
ふくてつ
)
を踏むことも避けがたいであろう。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
海道
(
かいどう
)
の大勢と、今川、
北条
(
ほうじょう
)
、武田、
松平
(
まつだいら
)
、
織田
(
おだ
)
などの実力や
趨勢
(
すうせい
)
にも、だいぶ通じることができた。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
北条
(
ほうじょう
)
、
足利
(
あしかが
)
をはじめ、
織田
(
おだ
)
、
豊臣
(
とよとみ
)
、徳川なぞの武門のことはあからさまに書かれてないまでも、すこし注意してこれを読むほどの人で、この国の過去に
想
(
おも
)
いいたらないものはなかろう。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
万世の後までも悪逆の名を流させようとする行為である、
北条
(
ほうじょう
)
足利
(
あしかが
)
にもまさる逆謀というのほかはない、これには
切歯
(
せっし
)
痛憤、言うべき言葉もないという意味のことが書いてあったという。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
小田原の
北条
(
ほうじょう
)
。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
北
常用漢字
小2
部首:⼔
5画
条
常用漢字
小5
部首:⽊
7画
“北条”で始まる語句
北条流
北条家
北条屋
北条屋弥三右衛門
北条丸
北条氏直
北条氏政
北条時頼
北条高時
北条泰時