“左馬頭”の読み方と例文
読み方割合
さまのかみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人妻に恋をして三角関係を作る男の愚かさを左馬頭さまのかみの言ったのは真理であると思うと、源氏は自分に対して空蝉の冷淡なのは恨めしいが
源氏物語:04 夕顔 (新字新仮名) / 紫式部(著)
「そればかしの事で悲嘆にくれるようでは、この先、どう生きてゆき召さるか。左馬頭さまのかみ義朝様のお子ともあろうものが」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
寿永二年八月十日、木曽義仲は左馬頭さまのかみとなり、越後国を賜わった。その上、朝日の将軍という院宣も頂いた。十郎蔵人は備後守となり、備後の国を頂く。