“北条流”の読み方と例文
読み方割合
ほうじょうりゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ご安堵あんどあれ、北条流ほうじょうりゅう蘊奥うんおうをきわめた丹羽昌仙にわしょうせんが、ここにあるからは、なんの、伊那丸いなまるごときにこの人穴ひとあなを一歩もませることではござらぬ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
丹羽昌仙の北条流ほうじょうりゅう軍配ぐんばいと、二千の野武士のぶしと、この天嶮無双てんけんむそうとりでによった人穴ひとあな賊徒ぞくとらは、こうしてビクともしなかった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そらは無月むげつ紺紙こんしはくをふきちらしたかのごとき星月夜ほしづきよ、——五遊星ゆうせい北極星ほっきょくせい北斗星ほくとせい、二十八宿星しゅくせい、その光芒こうぼうによって北条流ほうじょうりゅう軍学の星占ほしうらないをたてているらしい昌仙しょうせんは、しばらくあってのち
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)