トップ
>
無月
ふりがな文庫
“無月”の読み方と例文
読み方
割合
むげつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むげつ
(逆引き)
軍配
(
ぐんばい
)
のてはずを、残りなくいいわたした
民部
(
みんぶ
)
は、ひとりそこに
踏
(
ふ
)
みとどまり、
人穴攻
(
ひとあなぜ
)
めの作戦
図
(
ず
)
を胸にえがきながら、
無月
(
むげつ
)
の秋の空をあおいで
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
戸をあけて
甲板
(
かんばん
)
に出ると、甲板のあなたはさっきのままの波また波の
堆積
(
たいせき
)
だった。大煙筒から吐き出される
煤煙
(
ばいえん
)
はまっ黒い天の川のように
無月
(
むげつ
)
の空を立ち割って水に近く斜めに流れていた。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
また
水寨
(
すいさい
)
の水軍などもあわせて
無慮
(
むりょ
)
八千、或る夜、忍びやかに
無月
(
むげつ
)
の
江灘
(
こうたん
)
を渡って総反撃に出て行った。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
無月(むげつ)の例文をもっと
(5作品)
見る
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
月
常用漢字
小1
部首:⽉
4画
“無月”で始まる語句
無月荒涼
検索の候補
水無月
神無月
無月荒涼
青水無月
夜目無月毛
月無
“無月”のふりがなが多い著者
有島武郎
吉川英治