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ねう
ふりがな文庫
“
値打
(
ねう
)” の例文
でもこのばあさんの言ってくれることは考え直す
値打
(
ねう
)
ちがあった。それにわたしたちは
好
(
す
)
ききらいをしてはいられなかった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
「お早いのには、呂宋兵衛も
舌
(
した
)
を
巻
(
ま
)
きましたよ。さすがは、
伊賀者頭
(
いがものがしら
)
でお
扶持
(
ふち
)
をもらっているだけのお
値打
(
ねう
)
ちはある」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「これが千
両
(
りょう
)
も
値打
(
ねう
)
ちのある
仏
(
ほとけ
)
さまですか。」と、
中
(
なか
)
には、おそるおそる
近寄
(
ちかよ
)
ってながめる
人
(
ひと
)
たちもあったのです。
天下一品
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「正三は承知さえすれば、忠義にも孝行にもなると同時に、自分の身も立ちます。けれども親や
兄貴
(
あにき
)
の
権力
(
けんりょく
)
で
圧迫
(
あっぱく
)
したんじゃなんにもなりません。自発的のところに
値打
(
ねう
)
ちがあるんです」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
その午後かれらがごくわずかの
値打
(
ねう
)
ちしかない品物を売るところを見た。わたしたちはある大きな村に着くと、馬車は広場に引き出されていた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
▼ もっと見る
あの
仏像
(
ぶつぞう
)
が、
金
(
きん
)
であったら、たいへんな
値打
(
ねう
)
ちのものだろうが、どうせそんなものでないにはきまっている。それに
手
(
て
)
が
欠
(
か
)
けていて、どのみち、たいした
代物
(
しろもの
)
ではない。
天下一品
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
これでもうだれも
異議
(
いぎ
)
を申し立てなかった。わたしたちはみんなフレームの
値打
(
ねう
)
ちを知っていた。それが植木屋にどれほどだいじなものかわかっていた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
彼
(
かれ
)
は、
若者
(
わかもの
)
が、この
石
(
いし
)
の
値打
(
ねう
)
ちを
知
(
し
)
らないのを
幸
(
さいわ
)
いに、この
砂漠
(
さばく
)
の
中
(
なか
)
を
旅
(
たび
)
する
間
(
あいだ
)
に、どうかして、
自分
(
じぶん
)
のものとする
工夫
(
くふう
)
はないかと
思
(
おも
)
ったので、わざと
平気
(
へいき
)
な
顔
(
かお
)
つきをして
トム吉と宝石
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ははあ、このこぞうはことばの
値打
(
ねう
)
ちを知っている。
要
(
い
)
らぬことは言わぬ。おまえはイタリア人ではないな」
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
「うぬぼれてはいけない。おまえたちぐらいの
葉
(
は
)
は、この
山
(
やま
)
にざらにあるじゃないか。
人間
(
にんげん
)
どもは、
俺
(
おれ
)
の
姿
(
すがた
)
を
値打
(
ねう
)
ちにしようと
思
(
おも
)
っているのだ。」と、
幹
(
みき
)
は
葉
(
は
)
を
冷笑
(
れいしょう
)
しました。
葉と幹
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
たとえばここにあれらと
仲間
(
なかま
)
になって、ばかの役を
務
(
つと
)
める者があれば、いっそうそれらの
値打
(
ねう
)
ちがわかるのだ。そこでわたしはおまえさんのこの子どもが
欲
(
ほ
)
しいというのだ。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
さあ、
地金
(
じがね
)
のことは、ぞんじませんが、
鑑定
(
かんてい
)
してもらうと、
安
(
やす
)
くて千
両
(
りょう
)
の
値打
(
ねう
)
ちがあるとのことです。
先刻
(
せんこく
)
も、
村
(
むら
)
のだんなさまが
見
(
み
)
えて、千
両
(
りょう
)
で
譲
(
ゆず
)
ってほしいといわれました。
天下一品
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「いままでのような
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
では、しかたがない。
見
(
み
)
かけはどんなでも、ほんとうに
役
(
やく
)
に
立
(
た
)
つものを
造
(
つく
)
らなければ、なんの
値打
(
ねう
)
ちもないのだ。
人間
(
にんげん
)
も
同
(
おな
)
じことだぞ。」と、お
父
(
とう
)
さんが
正二くんの時計
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そこでわれわれのあとからついて来る
群衆
(
ぐんしゅう
)
の数が
相応
(
そうおう
)
になると、さっそく
演芸
(
えんげい
)
を始めるが、ほんの二、三人気まぐれな
冷
(
ひ
)
やかしのお客だけだとみると、わざわざ足を止める
値打
(
ねう
)
ちもないので
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
値
常用漢字
小6
部首:⼈
10画
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
“値打”で始まる語句
値打物