“ねう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
値打57.1%
尿14.3%
価打7.1%
根雨7.1%
直打7.1%
7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お早いのには、呂宋兵衛もしたきましたよ。さすがは、伊賀者頭いがものがしらでお扶持ふちをもらっているだけのお値打ねうちはある」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その尿ねうと、れた西洋手拭タヲルと、束髪そくはつ
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
一本を飲もうとするときに一本こっきりでは、その限数が気になり伸々した気持でその一本すら分量の価打ねうちだけに飲み足らうことができない。結局損な飲ませ方なのだ。
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
伯耆日野郡根雨ねう村大字金持字教路さこ
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
そそぎ出すに用ゐたりと見ゆる土噐唇にれたりと見ゆる土噐の容量ようりやう比較的ひかくてきに小なるは中に盛りたる飮料ゐんれう直打ねうち湯水よりはたふときに由りしならん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
自分も男達と共に坐ると、『お前は女だから。』と言つて、ずっと前の方へ出された。見た事もない小僧達が奧の方から澤山出て來て、ねうや太鼓を鳴らし始めた。それは喇叭節の節であつた。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)