“みとほし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
見透66.7%
見通33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見透みとほしうら小庭こにはもなく、すぐ隣屋となり物置ものおきで、此處こゝにも犇々ひし/\材木ざいもく建重たてかさねてあるから、薄暗うすぐらなかに、鮮麗あざやかその淺黄あさぎ手絡てがら片頬かたほしろいのとが、拭込ふきこむだはしらうつつて、トると露草つゆぐさいたやうで
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
蒸暑むしあつで、糊澤山のりだくさん浴衣ゆかたきながら、すゞんでると、れいやなぎ葉越はごしかげす、五日いつかばかりのつき電燈でんとうけないが、二階にかい見透みとほしおもてえんに、鐵燈籠かなどうろうばかりひとつ、みねだうでもるやうに
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
柳屋やなぎや淺間あさま住居すまひ上框あがりがまち背後うしろにして、見通みとほし四疊半よでふはん片端かたはしに、隣家となり帳合ちやうあひをする番頭ばんとう同一おなじあたりの、はしらもたれ、そでをばむねのあたりではせて、浴衣ゆかたたもと折返をりかへして
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)