“みすか”の漢字の書き方と例文
語句割合
見透100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生活に對する今日こんにちまでの經驗が何事によらずすぐと物の眞底を見透みすかして興味をいでしまふし、其れと同時に、路傍に聞く新しい流行唄はやりうたなども
歓楽 (旧字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
まさか六郎兵衛が知っていようとは予想もしなかったので、その名を云われたときは、心のなかを見透みすかされたように思った。
男湯と女湯との間は硝子戸がらすど見透みすかすことができた。これを禁止されたのはやはり十八、九年の頃であろう。今も昔も変らないのは番台の拍子木の音。
思い出草 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)