“みえす”の漢字の書き方と例文
語句割合
見透100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だツて貴方あなた、此の雨を見掛けて、見透みえすくやうなことを有仰おつしやるんですもの。
青い顔 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
で、その尻上がりの「ですか」を饒舌しゃべって、時々じろじろと下目しために見越すのが、田舎漢いなかものだとあなどるなと言う態度の、それがあきらかに窓から見透みえすく。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
木格子きごうしの中に硝子戸がらすどを入れた店の、仕事の道具は見透みえすいたが、弟子の前垂まえだれも見えず、主人あるじの平吉が半纏はんてんも見えぬ。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)