“ぼんぼり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雪洞92.0%
洞燈2.3%
雪灯1.1%
京行灯1.1%
手燭1.1%
蘭燈1.1%
雪燈1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此隙に私は母と談判を始めて、今晩一晩泊めて遣ってと、雪洞を持った手に振垂る。母は一寸渋ったが、もう斯うなっては仕方がない。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
の中でも、石だけは白く光っている、穂高岳をふと振りあおぐと、あの肉塊隆々とした、どす黒い岩壁の、空を境にした山稜を、遠くから洞燈をさしかざしたように、柔らかな光線が、のたのたと
谷より峰へ峰より谷へ (新字新仮名) / 小島烏水(著)
といひかぬるを、よう似合のうとひながら、雪灯にして立出へば、蝋燭いつか三の一ほどにりて、軒端がらしの
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
用心口してお寢間ひしが再度つてお菓子戸棚のびすけつとのとりし、お鼻紙けてひねり、雪灯片手れば天井がた/\とれて
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
寒々としたひろい書院の、金蒔絵京行灯をへだてて、南町奉行池田甲斐守と控同心の藤波友衛が、さしうつむいたまま、ひっそりと対坐している。
それと心着けば、天窓より爪先まで氷を浴ぶる心地して、歯の根も合はずきつゝ、不気味にへぬ顔をげて、手燭の影に血の足痕仰見る時しも、天井より糸を引きて一疋の蜘蛛垂下
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
蘭燈にてらされて、長い廊下を歩いていって、な、清らかな美しいお顔を見ると、全くこの世の人ではない気がしたといわれた。そして、どうしてゆかないのかと、再び問われた。
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
窓の月は、キラリとに光って、雪燈は仄かに玉のごときを照らした。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)