“ぢうりやう”の漢字の書き方と例文
語句割合
重量100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然(しか)し彼(かれ)は重量(ぢうりやう)ある唐鍬(たうぐは)を振(ふ)り翳(かざ)して一鍬(くは)毎(ごと)にぶつりと土(つち)をとつては後(うしろ)へそつと投(な)げつゝ進(すゝ)む。彼(かれ)は其(その)開墾(かいこん)の仕事(しごと)が上手(じやうず)で且(か)つ好(す)きである。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
繰返(くりかへ)して三度(さんど)、また跫音(あしおと)がしたが、其時(そのとき)は枕(まくら)が上(あが)らなかつた。室内(しつない)の空氣(くうき)は唯(たゞ)彌(いや)が上(うへ)に蔽重(おほひかさな)つて、おのづと重量(ぢうりやう)が出來(でき)て壓(おさ)へつけるやうな!
怪談女の輪 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
與吉(よきち)が五(いつ)つの春(はる)に成(な)つた。ずん/\と生長(せいちやう)して行(ゆ)く彼(かれ)の身體(からだ)はおつぎの手(て)に重量(ぢうりやう)が過(す)ぎて居(ゐ)る。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
釣瓶(つるべ)の底(そこ)には僅(わづか)に保(たも)たれた水(みづ)に埃(ほこり)が浸(ひた)されて沈(しづ)んで居(ゐ)た。外側(そとがは)は青(あを)い苔(こけ)の儘(まゝ)に乾燥(かんさう)して居(ゐ)た。彼(かれ)は鍵(かぎ)の手(て)の杙(くひ)を兩手(りやうて)に持(も)つて其(その)大(おほ)きな身體(からだ)の重量(ぢうりやう)を加(くは)へて竪(たて)に壓(おさ)へて見(み)た。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)