“さツき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
前刻50.0%
先刻50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
難有ありがたぞんじます、ちツともねむくはござりません、前刻さツきからだあらひましたので草臥くたびれもすつかりなほりました。)
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
すると何時いつにかいまあがつたやまぎてまた一ツやまちかづいてた、此辺このあたりしばらくのあひだ広々ひろ/″\として、前刻さツきとほつた本街道ほんかいだうよりつとはゞひろい、なだらかな一筋道すぢみち
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あゝ前刻さツきのお百姓ひやくしやうがものゝ間違まちがひでも故道ふるみちにはへびうといつてくれたら、地獄ぢごくちてもなかつたにとりつけられて、なみだながれた、南無阿弥陀仏なむあみだぶついまでも悚然ぞツとする。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
先刻さツき小屋こやはいつて世話せわをしましたので、ぬら/\したうま鼻息はないき体中からだぢゆうへかゝつて気味きみわるうござんす。丁度ちやうどうございますからわたしからだきませう
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
此処こゝ先刻さツきからすんでござつたのが、みぎ売薬ばいやくぢや。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)