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さきに
ふりがな文庫
“さきに”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
サキニ
語句
割合
先刻
40.0%
前刻
40.0%
曩者
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先刻
(逆引き)
腰元は驚き恐れつゝ
件
(
くだん
)
の部屋を覗けば、内には暗く
行灯
(
あんどう
)
点
(
とも
)
りて、お村は
脛
(
はぎ
)
も
露
(
あらは
)
に
横
(
よこた
)
はれる
傍
(
かたはら
)
に、
一人
(
いちにん
)
の男ありて正体も無く眠れるは、
蓋
(
けだし
)
此家
(
このや
)
の用人なるが、
先刻
(
さきに
)
酒席に一座して
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
さきに(先刻)の例文をもっと
(2作品)
見る
前刻
(逆引き)
更
(
あらた
)
めて
其
(
そ
)
の
印
(
しるし
)
を
見
(
み
)
せう、……
前刻
(
さきに
)
も
申
(
まを
)
した、
鮫膚
(
さめはだ
)
の
縮毛
(
ちゞれけ
)
の、
醜
(
みにく
)
い
汚
(
きたな
)
い、
木像
(
もくざう
)
を、
仔細
(
しさい
)
ありげに
装
(
よそほ
)
ふた、
心根
(
こゝろね
)
のほどの
苦々
(
にが/\
)
しさに、へし
折
(
を
)
つて
捻切
(
ねぢき
)
つた、
女
(
をんな
)
の
片腕
(
かたうで
)
、
今
(
いま
)
返
(
かへ
)
すわ、
受取
(
うけと
)
れ。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
さきに(前刻)の例文をもっと
(2作品)
見る
曩者
(逆引き)
従者ヲシテ古関ノ
遺趾
(
いし
)
ヲ問ハシムルニ、曰ク今ノ路ハ中古開ク所、
曩者
(
さきに
)
僧
能因
(
のういん
)
ガ詠ゼシ所ノ白河ノ関ハ左方ノ山頂ニアリ。寺アリテ観音ヲ奉ズ。俗呼ンデ関ノ観音トイフハ即ソノ故趾ナリト。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
さきに(曩者)の例文をもっと
(1作品)
見る
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