“こくしよく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
黒色66.7%
國色33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
用意ようゐ!。』と武村兵曹たけむらへいそうさけぶと、二名にめい水兵すいへい車中しやちう大旅櫃だいトランクなかから、一個いつこ黒色こくしよくはこ引出ひきだしてた。このはこなかには、すう爆裂彈ばくれつだんはいつてるのである。
公爵こうしやくたれてるのをると、如何どうしても土偶どぐうらしい。黒色こくしよく土偶どぐうの一らしいので『萬歳ばんざい』をとなへる。なかには、まへからつて二人ふたりは、そもそなにしつゝりやなど罵倒ばたうる。
いまぼうこく軍艦ぐんかんからの探海燈たんかいとう其邊そのへんくまなくてらしてるので、その甲板かんぱん裝置さうちなどもるやうにえる、このふね噸數とんすう一千とんくらゐ船體せんたい黒色こくしよくられて、二本にほん煙筒チム子ー二本にほんマスト軍艦ぐんかんでないことわかつてるが
これなん當時たうじ國色こくしよく大將軍梁冀たいしやうぐんりやうきつま孫壽夫人そんじゆふじん一流いちりう媚態びたいよりでて、天下てんかあまねく、狹土けふど邊鄙へんぴおよびたるなり
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)