“けんじつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
堅実50.0%
堅實12.5%
賢實12.5%
顕実12.5%
顯實12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
物を堅実けんじつにするゆゑ塩蔵しほづけにすれば肉類にくるゐ不腐くさらず、朝夕くちそゝぐに塩の湯水を以すればをかためて歯の命を長くすといふ。玉栗は児戯こどもたはふれなれど、塩の物をかたくするあかしとするにたれり。故にこゝにしるせり。
したがつこゝ堅實けんじつなる基礎きそ出來でき以上いじやう基礎きそうへつて今後こんごおほい日本にほん産業さんげふ振興しんこう貿易ぼうえき發達はつたつはかつてくことが、吾々われ/\政府せいふ責務せきむであり
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
またぱう我國わがくに經濟けいざい立直たてなほしが出來でき堅實けんじつなる基礎きそうへつのであるからこれよりきた生産費せいさんひ低減ていげんによりてうしなところつぐなけの用意ようい覺悟かくごをなすべきことゝかんがへるのである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
この目的もくてきのためには、賢實けんじつなる石造せきざうまたは甎造せんざう恒久的宮殿こうきうてききうでん造營ざうえいすること都合つがふわるいのである。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
その上にも、おなじ東大寺中でも、西院の主僧、顕実けんじつは北条高時の一族の出で、しかも衆徒の間に強大な潜勢力をもっていた。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とき恥辱はぢ恐怖おそれとによわきもののこゑをも得立えたてず、いたみ、かなしみ、けるかたちよそほはざるに愁眉しうび泣粧きふしやう柳腰りうえうむちくじけては折要歩せつえうほくるしみ、金釵きんさいしては墮馬髻だばきつ顯實けんじつす。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)