“かうとうがくかう”の漢字の書き方と例文
語句割合
高等學校100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それからまたねんばかりつたら、叔父をぢ安之助やすのすけ大學だいがく卒業そつげふして、小六ころく高等學校かうとうがくかうの二年生ねんせいになつた。叔母をば安之助やすのすけ一所いつしよなか六番町なかろくばんちやううつつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
濱島武文はまじまたけぶみとはわたくしがまだ高等學校かうとうがくかうつた時分じぶん左樣さやうかれこれ十二三ねんまへことであるが、おなまなびのともであつた。
そうさん、あれこそ本當ほんたう小六ころく使つかつちまつたんですよ。小六ころく高等學校かうとうがくかう這入はいつてからでも、もう彼是かれこれ七百ゑんかつてゐるんですもの」とこたへた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
我國わがくに野球界やきゆうかい覇王はわうともいふだい高等學校かうとうがくかう撰手せんしゆ打破うちやぶつたことは、わたくしこのしま漂着へうちやくする半年はんとしほどまへ英國えいこく倫敦ろんどんでちらとみゝにした、れはもういまから三四ねんまへことだが、じつ殘念ざんねん次第しだいである。
小六ころく其時そのとき中學ちゆうがくて、これから高等學校かうとうがくかう這入はいらうといふ間際まぎはであつた。宗助そうすけて、「にいさん」とも「御歸おかへりなさい」ともはないで、たゞ不器用ぶきよう挨拶あいさつをした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)