“かうくわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
効果25.0%
效果25.0%
香花25.0%
硬化12.5%
膠化12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
抑も辻行灯つじあんどうすたれて電気灯でんきとう光明くわうみやう赫灼かくしやくとして闇夜やみよなき明治めいぢ小説せうせつ社会しやくわいに於ける影響えいきやう如何いかん。『戯作げさく』と云へる襤褸ぼろぎ『文学ぶんがく』といふかむりけしだけにても其効果かうくわいちゞるしくだいなるはらる。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
また金解禁きんかいきんたいしては世人せじんぱんなり神經過敏しんけいくわびんになつてるから、此際このさいめてこれ發表はつぺうしてくとふことはむし財界ざいかい安定あんていせしむるうへ相當さうたう效果かうくわのあることゝかんがへたからである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
ふたゝび荊棘けいきよくえだとり香花かうくわ神前しんぜんさしはさみくうず。次にあつま各童わらべども手に木刀をとりみち隊閙たいだうしすべて有婚こんれいして无子こなきをんな木刀をもつ遍身へんしん打之これをうち口に荷花蘭蜜こばらみとなふ。
世間智でもつて硬化かうくわし切つてゐる者の心を、不意に轉落てんらくさせるだけの效果がある! ……
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
血潮は一面ですが、わけても娘の膝を浸した大量の血が、やゝ膠化かうくわして居るのは、凄まじいことでした。