“うさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
31.0%
宇佐20.7%
13.8%
13.8%
菟狭6.9%
宇沙3.4%
3.4%
欝憂3.4%
菟狹3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今もいろいろと思い悩まされた揚句あげくが、その思いだけを紙にうつすことによって、そのうさを晴らそうとしました。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
佐渡の外海府そとかいふでスッポンポンまたはポンポンスイカ、豊前ぶぜん宇佐うさ郡でもスッポンポンというのを見ると、山でこの植物を折取る時の興味が、スカンポという語の人望を助けたかと思うが
男のうさを散ずる長所がある、と云っても、これだけの長所美点全部綜合しても、献身的ということ一つ欠ければ、女が男に経済的に従属するという関係にある限りは、結局献身が最後にかつ。
「狐こんこん狐の子、狐の団子はうさのくそ。」
雪渡り (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
菟狭うさはよ、さすしほ水上みなかみ
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
かれ豐國の宇沙うさに到りましし時に、その土人くにびと名は宇沙都比古うさつひこ宇沙都比賣うさつひめ二人、足一騰あしひとつあがりの宮を作りて、大御饗おほみあへ獻りき。其地そこより遷りまして、竺紫つくしの岡田の宮に一年ましましき。
世話せわにこそなれおんもなにもなきが、つねごろ種々さま/″\苦勞くろうをかけるうへにこの間中あひだぢうよりの病氣びやうき、それほどのことでもかりしを、何故なにゆゑうさぎて、こゝろにも所置しよちありしかもしれず
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ざうする菊塢きくうの手紙には、うめ一枝いつしゑがきて其上そのうへそのの春をおわかまをすといふ意味の句あり、また曲亭馬琴きよくていばきんめいしつしてのち、欝憂うさを忘るゝためにおのれと記臆きをくせし雑俳ざつぱいかきつらねて、友におくりしうち
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
菟狹うさはよ、さすしほ水上みなかみ
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)