“あたひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アタヒ
語句割合
48.3%
22.4%
15.5%
價値6.9%
5.2%
価値1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それらの士は、俗悪なる新画に巨万の黄金わうごんなげうつて顧みない天下の富豪ふがうくらべると、少くとも趣味の独立してゐる点で尊敬にあたひする人々である。
鑑定 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
正否せいひのほどは保證ほしようがたいが、それはとにかくこんな些細ささい事物じぶつまで科學的かがくてき整理せいりせられてゐることは歎賞たんしようあたひするであらう。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
とにかく初期微動繼續時間しよきびどうけいぞくじかんはじめとして、發震時はつしんじ其他そのたかんするあたひ計測けいそくし、これを器械觀測きかいかんそく結果けつか比較ひかくすることすこぶ興味きようみおほいことである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
是非ぜひ此文これ御覽ごらんなされて、一寸ちよつとなにとかふてくだされ、よう姉樣ねえさま、よう姉樣ねえさま、おねがひ、此拜これ、とて紅葉もみぢはす可憐いぢらしさ、なさけふかき女性によしやうの、此事これのみにてもなみだ價値あたひはたしかなるに
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
一首直千金 一首千金にあたひす。
閉戸閑詠 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
裾の長きを引上げて一幅ひとはゞの縮緬にて腰をめ、然る後に衣紋えもんを直し、胸襟きようきんを整ふ、この時用ゐるを腰帯といふ、勿論外形にあらわれざる処、色は紅白、人の好に因る、価値あたひの低きはめりんすもあり。
当世女装一斑 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)