“あたえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
25.0%
16.7%
8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たつめでしは修業の足しにとにはあらざれど、これを妻にめかけ情婦いろになどせんと思いしにはあらず、いて云わばただ何となくめでいきおいに乗りて百両はあたえしのみ
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
パッとしたお召の単衣ひとえ黒繻子くろじゅすの丸帯、左右の指に宝石たま入りの金環あたえ高かるべきをさしたり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
この外続日本紀神護景雲元年三月には、近衛将曹従六位下勲六等間人直はしひとのあたえ足人という名も見えて、あたえ姓の家もあった。その他古文書に散見して出自不明の間人姓のものも少くないのである。
間人考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
ただ手短かに天のあたえと思った。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)