“ねだん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
値段37.1%
直段30.6%
価値8.1%
価段6.5%
4.8%
代価3.2%
価格3.2%
価額1.6%
値価1.6%
價値1.6%
直價1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自転車屋に、古自転車が、幾台べられてありました。タイヤはれて、車輪がさびていました。一つ、一つに値段がついていました。
とびよ鳴け (新字新仮名) / 小川未明(著)
見て下さい。これで韃靼人に売れば、直段はわたくしのいふ通りになります。韃靼人といふ奴は、馬の好いのを、命よりも大切にしますからね。
自分の夫のような働きのない気の小さい人に衣物の価値を話したら、さぞ驚くことであろう。よい返事をせぬにきまっていると心では思いながら、如何にも躊躇したように答えた。
頸飾り (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
彼の新調はどこかのデパートメント・ストアの窓硝子の中に飾ってあるりつけてあった正札を見つけて、その価段通りのものを彼が注文して拵えたのであった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
一 買物は前以てを聞き現金たるべし一厘にてもむだにならぬ様にすべし
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「ははあ、これからいらっしゃるのでござりますか。それならば、山道三里半、車夫などにお尋ねになりますれば、五里半、六里などと申しますが、それは丁場の代価で、本当に訳はないのでござりまする。」
湯女の魂 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
御承知かしらねえが、熊の皮には二十八通りあって、価格もいろいろあるが、これは北海道のの皮だ。
敬太郎はやむを得ず茶色になった古そうな懸物価額を想像したり、手焙ので廻したり、あるいはへきちりと両手を乗せて一人改たまって見たりした。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「諸君、二円五十銭じゃ言うたんじゃ、えか、諸君、熊手屋が。露店の売品の値価にしては、いささか高値じゃ思わるるじゃろうが、西洋の話じゃ、で、分るじゃろう。二円五十銭、可えか、諸君。」
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
……ぢや、お價値もお高う御座いませうね。……あたくし、大阪へ歸つたら、主人に話して、早速買つて來させますわ。……側へ寄つて見ると、模樣が綺麗ですこと。
見学 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
手に取上能々見ば鞘は黒塗は丸く瓢箪しあり赤銅にての高彫目貫は龍の純金なりしかば直八は心に合點モシ/\道具屋さん此脇差何程で御座りますハイは無名なれども關物と見えます直價の所は一兩三分に致しませうとふを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)