“だいか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
代価46.2%
代價15.4%
題下15.4%
大家7.7%
大嘉7.7%
大果7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ものめずらしがり、それはいつでも心をひく、かるいたのしみですが、いちど、それがみたされると、もうすぐ後悔こうかいが、代ってやってきて、そのため高い代価だいかを払わなくてはなりません。
青ひげ (新字新仮名) / シャルル・ペロー(著)
二十錢の代價だいかふたゝきみかたはらかへつて來ること受合うけあひだと言ふ。
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
これはつてわがはいが「國語尊重こくごそんちよう」の題下だいかでわがくに國號こくがう日本にほんであるのに、外人ぐわいじん訛傳くわでん追從つひじうしてみづからジヤパンと名乘なのるのは國辱こくじよくであるとろんじたのとおな筆法ひつぱふ
誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
余りに立体派キユビスト技巧テクニツクを採用し過ぎたせいかも知れない。近代の諸大家だいかの人物画を集めた参考室の中に一八八〇年代のルノワアルの婦人像が一枚目に附く。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
この月は仕合しあはせな事に二人の老大家だいかの新作に接することが出来る。ルノワアル翁は既にその新作ばかりをジユラン・リユイルの店の数室にならべて居るが、何よりもづ老いてます/\精力のさかんなのに驚く。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
漱石氏は京都へ来ると、いつも木屋町きやまち大嘉だいかへ泊つたものだ。其家そこへは色々の訪問客と一緒に祇園の芸妓もちよいちよい遊びに来た。
家の周囲は幾反かの広い畑で、柿の樹が二十本あまりも高々と茂っていて、その大部分は伽羅柿きゃらがきと呼ぶ甘味かんみ多漿たしょうの、しかも大果だいか豊生ほうしょうの樹であった。
かき・みかん・かに (新字新仮名) / 中島哀浪(著)