代価だいか)” の例文
旧字:代價
子供たちはその代価だいかのなくなるまでは、ちょいちょいとその必要品をもらうことができるのであった。つまりこれもやはり物々交換である。
ものめずらしがり、それはいつでも心をひく、かるいたのしみですが、いちど、それがみたされると、もうすぐ後悔こうかいが、代ってやってきて、そのため高い代価だいかを払わなくてはなりません。
青ひげ (新字新仮名) / シャルル・ペロー(著)
ぬすむとはなにごとだ。その代価だいかは、お前のいのちの血ではらわせるぞ。
卑怯ひけうなるかな土地祇とちのかみ、……まこと雪枝ゆきえ製作せいさく美人びじんもとめば、れいあつくしてきたはずや。もし代価だいかくるしむとならば、たまさゝげよ、あたはずんば鉱石くわうせきさゝげよ、あたはずんばいはほいてきたさゝげよ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
もしおばあさんがぬすまれた肉の代価だいか請求せいきゅうじたら、なんと言うことができよう。どうして金をはらうことができよう。それでわたしたちがつかまえられれば、きっと刑務所けいむしょに入れられるだろう。
仏公使が幕府に対するの債権さいけんとはこれ等の代価だいかしたる者なり。