ツンドラへの旅ツンドラへのたび
十月の初め、急に樺太〔サハリン〕へ行くことになった。 目的は、樺太の北、敷香〔ポロナイスク〕の町近いあるツンドラ地帯で、冬期間の凍上を防止したいという問題が起って、その予備調査をしようというのであった。一行は某省のA技師と、私と、私の方で凍 …
作品に特徴的な語句
つめた しな 背丈せた 敷香しすか おそ はなや 荒原こうげん 名残なご 点綴てんてい 黄葉こうよう 一間いっけん 知取しれとり 禿山はげやま 稚内わっかない 絨毯じゅうたん 真直まっすぐ 苔寺こけでら 白緑びゃくろく 鼠色ねずみいろ 落合おちあい 白樺しらかば こうむ 蒲団ふとん 蒼々あおあお 蔬菜そさい おお わら たこ 豊原とよはら 貴方あなた やわらか 遺骸いがい 醤油しょうゆ はば 阿寒あかん 鬱金うこん 如何いか 代赭たいしゃ いた わず 凍上とうじょう 凸凹でこぼこ 勿論もちろん 匪賊ひぞく 原野げんや 厳霜げんそう 可憐かれん 名残なごり 吹雪ふぶき 団阜だんふ 大泊おおどまり 疎林そりん 宗谷そうや 巴里パリ 御免ごめん さら 晴間はれま はて 樺太からふと 毛氈もうせん なみ さび 清々すがすが なぎさ ようや 灌木かんぼく 生毛うぶげ