“敷香”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しくか50.0%
しすか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は今、オホーツク海を北へ北へ、二百六十浬の彼方、ツンドラ地帯は敷香しくかの寒村に向って直航中の高麗丸の船上にある。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
それで敷香しくかでは無論防禦の武器はいくらかは準備してある。だが、かの世界の兇暴を兇暴とする強盗群の襲来を果して撃退し得るかは疑問である。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
目的は、樺太の北、敷香しすか〔ポロナイスク〕の町近いあるツンドラ地帯で、冬期間の凍上とうじょうを防止したいという問題が起って、その予備調査をしようというのであった。
ツンドラへの旅 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)