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『広東葱』
ふりがな文庫
『
広東葱
(
かんとんねぎ
)
』
夕飯の時刻になったので新井君と自分とは家を出た。そして自分の行きつけの——と云っても二三回行っただけの——黄華軒という支那料理店へ夕飯を食いに這入って行った。 「日本人は一人も居ないんだね」 新井君は不意にこう云ったが、自分にはその意味が解 …
著者
国枝史郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「講談雑誌」1921(大正10)年9月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約15分(500文字/分)
朗読目安時間
約25分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
夫
(
ぞ
)
佇
(
たたずん
)
此処
(
いずこ
)
取
(
ど
)
忙
(
せ
)
彼奴
(
やつ
)
窃
(
そ
)
周章
(
あわただ
)
其方
(
そのほう
)
為
(
た
)
可笑
(
おかし
)
可
(
べ
)
其方
(
そっち
)
或
(
あるい
)
皆
(
みん
)
何処
(
いずこ
)
室
(
しつ
)
所為
(
しょい
)
可成
(
かな
)
殆
(
ほと
)
夫
(
そ
)
茫然
(
ぼんやり
)
暗
(
やみ
)
是
(
こ
)
穢
(
きたな
)
微笑
(
ほほえみ
)
暫
(
しばら
)
此
(
この
)
旨
(
うま
)
旨々
(
うまうま
)
屹度
(
きっと
)
殆
(
ほとん
)
燈影
(
ほかげ
)
燥焦
(
はしゃ
)
由
(
よし
)
目星
(
めぼし
)
直
(
す
)
相
(
そう
)
科物
(
しろもの
)
穿
(
は
)
窃
(
ひそ
)
角
(
かく
)
這入
(
はい
)
遣
(
や
)
醜男
(
ぶおとこ
)
頤
(
あご
)
厭
(
いや
)
中
(
うち
)
乃至
(
ないし
)
乍
(
なが
)
云々
(
うんぬん
)
但
(
ただ
)
何
(
ど
)
何時
(
いつ
)
併
(
しか
)
俄
(
にわか
)
先刻
(
さっき
)
兎
(
と
)
其
(
その
)
其奴
(
そいつ
)
冠
(
かぶ
)
提燈
(
ちょうちん
)
吃驚
(
びっくり
)
呟
(
つぶや
)
喋舌
(
しゃべ
)
四辺
(
あたり
)
如何
(
いか
)
媾曳
(
あいびき
)
室
(
へや
)
家
(
うち
)
尚
(
なお
)
一寸
(
ちょっと
)
彷徨
(
さまよ
)
成
(
な
)
扨
(
さて
)