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途中
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みち
ふりがな文庫
“
途中
(
みち
)” の例文
それでも世界中が親類と思うて、
西洋人
(
いじん
)
の世話までしてみましたが、誰でも
金
(
かね
)
の話だけが親類で、
他事
(
あと
)
は
途中
(
みち
)
で
擦違
(
すれちご
)
うても知らん顔です。
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
○又尾張の名古屋の人吉田重房が
著
(
あらは
)
したる
筑紫記行
(
つくしきかう
)
巻の九に、
但馬国
(
たじまのくに
)
多気郡
(
たけこほり
)
納屋村
(
なやむら
)
より川船にて但馬の
温泉
(
いでゆ
)
に
抵
(
いた
)
る
途中
(
みち
)
を
記
(
しる
)
したる
条
(
くだり
)
に
曰
(
いはく
)
、○猶舟にのりて
行
(
ゆく
)
。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
さて、
若葉
(
わかば
)
、
青葉
(
あをば
)
、
雲
(
くも
)
いろ/\の
山々
(
やま/\
)
、
雪
(
ゆき
)
を
被
(
かつ
)
いだ
吾妻嶽
(
あづまだけ
)
を
見渡
(
みわた
)
して、
一路
(
いちろ
)
長
(
なが
)
く、
然
(
しか
)
も
凸凹
(
でこぼこ
)
、ぐら/\とする
温泉
(
ゆ
)
の
路
(
みち
)
を、
此
(
こ
)
の
親仁
(
おやぢ
)
が
挽
(
ひ
)
くのだから、
途中
(
みち
)
すがら
面白
(
おもしろ
)
い。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
そんなことは奥様も
御存
(
ごぞんじ
)
なしで、御慈悲に拝ませて
遣
(
や
)
るという風をなさりながら町を
御歩行
(
おあるき
)
なさいました。たまたま
途中
(
みち
)
で御親類の御女中方に御逢なさることが有ても、高い御
挨拶
(
あいさつ
)
をなさいました。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
○又尾張の名古屋の人吉田重房が
著
(
あらは
)
したる
筑紫記行
(
つくしきかう
)
巻の九に、
但馬国
(
たじまのくに
)
多気郡
(
たけこほり
)
納屋村
(
なやむら
)
より川船にて但馬の
温泉
(
いでゆ
)
に
抵
(
いた
)
る
途中
(
みち
)
を
記
(
しる
)
したる
条
(
くだり
)
に
曰
(
いはく
)
、○猶舟にのりて
行
(
ゆく
)
。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
今度
(
こんど
)
は
目
(
め
)
は
眩
(
くら
)
まない。
背後
(
うしろ
)
の
方
(
はう
)
も
見
(
み
)
えるから、
振返
(
ふりかへ
)
つて
背後
(
うしろ
)
を
見
(
み
)
ると、
娘
(
むすめ
)
は
何故
(
なぜ
)
か、
途中
(
みち
)
へ
踞
(
しやが
)
んでて
動
(
うご
)
かない。
而
(
さう
)
して
横腹
(
よこばら
)
を
抱
(
かゝ
)
へながら、もう
止
(
よ
)
しておくれ/\と
言
(
い
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
廓そだち
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
途
常用漢字
中学
部首:⾡
10画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“途”で始まる語句
途
途端
途々
途方
途切
途絶
途轍
途次
途上
途断