“一路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いちろ60.0%
かずみち20.0%
ひとつ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて、若葉わかば青葉あをばくもいろ/\の山々やま/\ゆきかついだ吾妻嶽あづまだけ見渡みわたして、一路いちろながく、しか凸凹でこぼこ、ぐら/\とする温泉みちを、親仁おやぢくのだから、途中みちすがら面白おもしろい。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
三好武蔵守一路かずみちは秀吉の姉婿あねむこである。この人なのでこうすすめもできるのだった。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
武州岩槻いわつきからくる道と、千住からくる葛飾かつしかの往還とが、ここで一路ひとつになって奥州街道となる幸手さっての宿に入り込んだのは前の四人で、高野橋の袂、網屋という旅籠はたごの一室に陣取り、川魚料理をさかな
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)