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しよぢよ
ふりがな文庫
“
處女
(
しよぢよ
)” の例文
新字:
処女
このくすぐつたさを
處女
(
しよぢよ
)
だとすると、つら/\
惟
(
おもんみ
)
るに、
媒灼人
(
なかうど
)
をいれた
新枕
(
にひまくら
)
が、
一種
(
いつしゆ
)
の……などは、だれも
聞
(
き
)
かないであらうか、なあ、みゝづく。……
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
そしてこの
牝牛
(
ハダベコ
)
は恐らく私が
二歳
(
ふたつ
)
の
年齡
(
とし
)
から十六の
年齡
(
とし
)
になるまで心を惹きつけられた同じ土地のあらゆる
處女
(
しよぢよ
)
の眼遣ひをして、此の私といふ狹隘で、横着に人間生活を悟りすまし
地方主義篇:(散文詩)
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
ホンノリ血の色が
透
(
す
)
いて
處女
(
しよぢよ
)
の
生氣
(
せいき
)
が
微動
(
びどう
)
してゐるかと思はれる、また其の微動している生氣を柔にひツくるめて
生々
(
うい/\
)
しく
清
(
きよらか
)
な肌の色==花で謂つたら、
丁度
(
ちやうど
)
淡紅色の
櫻草
(
さくらさう
)
の花に
髣髴
(
さもに
)
てゐる
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
また
憐
(
あはれ
)
み給へ、
終
(
つひ
)
に屈したる
處女
(
しよぢよ
)
の
目付
(
めつき
)
を。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
われは
處女
(
しよぢよ
)
の
荒
(
すさ
)
まじさを愛す
エロディヤッド
(旧字旧仮名)
/
ステファヌ・マラルメ
(著)
▼ もっと見る
ご
存
(
ぞん
)
じの
通
(
とほ
)
り、
品行方正
(
ひんかうはうせい
)
の
點
(
てん
)
は、
友
(
とも
)
だちが
受合
(
うけあ
)
ふが、
按摩
(
あんま
)
に
至
(
いた
)
つては、
然
(
しか
)
も
斷
(
だん
)
じて
處女
(
しよぢよ
)
である。
錢湯
(
せんたう
)
でながしを
取
(
と
)
つても、ばんとうに
肩
(
かた
)
を
觸
(
さは
)
らせた
事
(
こと
)
さへない。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
憐
(
あはれ
)
み給へ、誘惑せらるる
處女
(
しよぢよ
)
の
目付
(
めつき
)
を
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
東雲
(
しのゝめ
)
の
太陽
(
たいやう
)
の
惠
(
めぐみ
)
の、
宛然
(
さながら
)
處女
(
しよぢよ
)
の
血
(
ち
)
の
如
(
ごと
)
く、
爽
(
さわやか
)
に
薄紅
(
うすくれなゐ
)
なるに、
難有
(
ありがた
)
や、
狐
(
きつね
)
とも
成
(
な
)
らず、
狸
(
たぬき
)
ともならず、
紳士
(
しんし
)
と
成
(
な
)
り、
貴婦人
(
きふじん
)
となり、
豪商
(
がうしやう
)
となり、
金鎖
(
きんぐさり
)
となり、
荷物
(
にもつ
)
と
成
(
な
)
り、
大
(
おほい
)
なる
鞄
(
かばん
)
と
成
(
な
)
る。
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一人
(
ひとり
)
の
處女
(
しよぢよ
)
が
然
(
さ
)
う
云
(
い
)
つた。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
處
部首:⾌
11画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“處女”で始まる語句
處女子
處女作
處女心
處女檀
處女氣
處女神