“新枕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にひまくら55.6%
にいまくら44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見るに衣裳なり見苦みぐるしけれども色白くして人品ひとがら能くひなまれなる美男なればこゝろ嬉敷うれしくねやともなひつゝ終に新枕にひまくらかはせし故是より吉三郎もお菊を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
このくすぐつたさを處女しよぢよだとすると、つら/\おもんみるに、媒灼人なかうどをいれた新枕にひまくらが、一種いつしゆの……などは、だれもかないであらうか、なあ、みゝづく。……
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その晩のおとく孝助の新枕にいまくらを「玉椿八千代までと思い思った夫婦中、初めての語らい、誠にお目出たいお話でございます」
怖いまぎれにお累は新吉にすがり付く、その手を取って新枕にいまくら、悪縁とは云いながら、たった一晩でお累が身重になります。これが怪談のはじめでございます。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)